12/04/28 13:07:16.69
?今回の国際水路機関(IHO)総会の結果について「半分は成功した」と考えているのか(K記者)。
「そうだ。われわれは成功と考えている。(国際標準海図集への)『日本海』(東海)の単独表記を阻止した」
(外交通商部〈省に相当〉当局者)
26日にモナコで開催されたIHO総会で、国際標準海図集の改訂を留保する決定が下された直後、
外交通商部庁舎での記者会見ではこんなやり取りが行われた。
同部がこの日配布した報道資料には「『日本海』の単独表記は、歴史の陰へと消えゆこうとしている。
これが今回の総会でのもう一つの重要な意味」とも書かれていた。こうした動きには、
IHO総会の結果が韓国政府にとって満足いくものだったという意味が込められている。
政府の別の当局者たちも「このような結果が得られたのだから、半分は成功したようなもの」と話し、世論の好意的な反応を期待した。
今回の総会で、韓国政府の外交的努力が実を結んだのは確かだ。「日本海」の単独表記にこだわってきた米国が、
韓日両国による合意の必要性に言及するなど、やや柔軟な立場を示したことは注目に値する。
IHO総会の会場に「東海」と表記された電子海図を設置し、加盟国の関心を引き寄せたのも良い試みだった。
だが、IHO総会の今回の決定は、大ざっぱに見れば2007年の総会の繰り返しに過ぎない。
次の総会が開催される17年まで「日本海」の単独表記あるいは「東海」「日本海」と併記される国際標準海図集が出版されることはなくなったからだ。
それまでは「日本海」と鮮明に書かれた1953年版(第3版)の「大洋と海の境界(S?23)」が国際社会の標準として使用されることを意味する。
この海図集は59年前に作成されたため、今では影響力が大きく低下したともいわれる。
デジタル文明が発展し、電子海図が船舶に装備されるようになったことも、地名表記に影響を及ぼしている。
それでも海洋関連の地名表記にとって最も影響力の高い、参考書的な海図集に「日本海」と書かれている事実は無視することができない。
IHO総会の今回の決定が、日本の「オウンゴール」によるものだという声も心に留めるべきだ。
日本は、これまで合意した部分についてだけでも部分的改訂を実施すべきと安易に提案したが、結局は否決されて恥をかいた。
韓国政府はこの決定を根拠に「IHOで今後『日本海』の単独表記案が採決されるのは不可能」と断定した。
だが、次の総会で日本が、親日傾向の強い国家を抱き込んで類似の内容を提案した場合、再び否決されると断言できるだろうか。
結局、今回の総会で韓国が得た成果は、IHOの次期定期総会まで5年の期間を稼いだだけといえる。
政府当局者が話した通り、韓国政府が日本と合意に至っていない内容を提案していれば、それも同様に否決されていた可能性が高い。
韓国は国連に加盟した翌年の1992年から「東海」「日本海」併記に向けて注力してきた。
外交通商部には、この東海表記問題を専門に扱う「国際表記名称専任大使」も存在する。
東海に関わる政府関連各省庁には必ず専門の担当者がおり、東北アジア歴史財団をはじめとする関連機関が支援活動を行っている。
過去20年にわたり政府が総力を挙げて取り組んできたにもかかわらず、
「東海」単独表記どころか「東海」「日本海」の併記にすら持ち込めなかった今回の結果を「半分は成功した」と評価するのは、実に恥ずかしいことだ。
記事入力 : 2012/04/28 11:00
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