12/04/26 23:50:36.16
83年ぶりの‘東海併記’挫折… ‘日本海’単独表記はひとまず阻止
26日にモナコで続開された国際水路機構(IHO)総会で、日本海が単独表記された海図集
「海洋と海の境界」(S23)の改訂版の発行が会員国らの異見で失敗に終わった。しかし、政府
が推進してきた東海(トンヘ)表記も不発になって国際社会で東海表記の正当性を知らせるこ
とが容易ではないということを実感させた。政府は5年後に開かれるIHO総会で海図集の改正
がまた議論されれば東海表記を貫徹させるという立場だが、S23廃棄論も出てくるなど不透明
な状況だ。
外交通商部当局者は東海表記が議論された会議が終わった後に記者たちと会って、「昨日
の会議で日本海が単独表記された1953年版を基礎として部分的にS23を改正しようという日本
の提案が否決されたのに続き、今日の会議では特別な決定を下さないことにより、IHOでは今
後、日本海単独表記は不可能になった。」と明らかにした。引き続き「今後、私たちはこのよう
なIHO会議の結果により東海併記が世界的に広がるようにずっと努力していくだろう」と話した。
この当局者は「総会の期間中、日本海単独表記を支持した国家は日本を除いてはなかった
し、反面、色々な会員国が東海併記を支持した。」として、「このような点に照らして、今後、時間
が過ぎるにつれて東海併記が広がるだろう」と話した。しかし、日本海が単独表記された1953年
版(3版)S23に東海を表記して改訂版を出す方案も水を渡っていきながら、全世界の地図・教科
書などに東海を単独表記したり併記する作業にも少なくない困難を経験することになる展望だ。
その上、5年後に開かれるIHO総会でS23改正がまた議論される場合、日本側が日本海単独
表記の立場を撤回するわけがないから、東海表記推進のために、より徹底した対策準備が至
急だという指摘も提起される。外交部当局者は「今回の総会で日本側の単独表記維持提案が
失敗に終わっただけに、日本側がこれをまた提起しにくいと見る。」として、「特に今回の総会で
S23を最初から廃棄しようという主張も提起されて、改正の可否も不透明になる状況だ」と話した。
中国など一部会員国は、沿岸国が直接提供する電子海図が発展する状況でS23はこれ以上
意味がないとし、廃棄しようという意見を提示したと分かった。特に1953年版が長い間改正され
ずに地図製作のための基準としての意味を喪失したという指摘も反映された。当局者は「電子
海図には私たちが東海名称および水深など情報を提供する。」として、「時間が過ぎ、S23は何
の意味も持ち得ないものと見られる。」と話した。しかし、相当数の国家がS23 4版改訂版を望
んでいるので、5年後に韓日間で再び衝突する可能性も排除することはできない。
キム・ミギョン記者
ソース：ソウル新聞(韓国語) 2012-04-26
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