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【北京=加藤隆則】重大な規律違反があったとして中国共産党政治局員の停職処分を受けた薄煕来(ボーシーライ)
前重慶市党委書記(62)が、胡錦濤(フージンタオ)総書記ら党指導部の電話を盗聴していた疑いが浮上、党中央規律
検査委員会は26日までに、関与していた方浜興・北京郵電大学校長(51)を拘束した。
信頼できる中国政府関係者が明らかにした。
薄氏は、米総領事館に駆け込んだ王立軍・前同市公安局長と共謀し昨年8月までの間、外国製の最新鋭盗聴器を
使い、党や政府の幹部が居住する中南海の電話を盗聴していた疑いが持たれている。中国のインターネット検閲システムの
第一人者である方氏は、この複雑な盗聴システムの構築に協力した疑いで拘束された。薄氏は、今秋予定の第18回
党大会で最高指導部の政治局常務委員入りを実現するため、自らに有利な情報を得ようとしたとみられる。
YOMIURI ONLINE: 2012年4月26日14時41分
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