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野田政権は、ミャンマーに対する過去の円借款による債権約3千億円を、2段階に分けて放棄することを決めた。21日に東京で開く
野田佳彦首相とテインセイン大統領との首脳会談で、正式に合意する。債権を放棄したうえで、25年ぶりに同国への円借款を本格的に
再開する方針だ。
欧米各国がミャンマーとの関係改善に動くなか、先進国では最初に同国の延滞債務問題を解決。企業の投資先として有望視される
ミャンマーの民主化と国づくりの支援に乗り出す。
民主化運動指導者アウンサンスーチー氏が今月1日の国会補選で当選したことなどを受け、日本政府は人道支援以外は原則凍結
してきた円借款の再開を内定。再開にあたって過去の供与分や金利など約5千億円の返済方法を決める必要があり、大統領来日を
前に両国政府間で調整していた。
朝日新聞: 2012年4月19日16時25分
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