【韓国】振り込め詐欺:進化する手法、子どもの声まで偽装[04/16]at NEWS4PLUS
【韓国】振り込め詐欺:進化する手法、子どもの声まで偽装[04/16] - 暇つぶし2ch1:壊龍φ ★
12/04/16 21:59:59.51
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 ソウル市に住む会社員、パク・チェヨンさん(50・仮名)は最近、ボイスフィッシング詐欺の被害に遭うところだった。携帯電話に娘の電話番号が
表示されたため喜んで出たところ、40代と推定される男の声で「娘を殴っている」と告げられた。パクさんが「娘に代わってくれ」と要求すると、電話の
向こうから「お父さん、おじさんが殴るの」という声が聞こえた。再び電話に出た男は「カネを払わなければ、娘を殺す」と言い、400万ウォン(約28万
5000円)を要求した。パクさんは急いで銀行へと向かった。その間、会社の同僚が娘の行方を聞いて回り、パクさんが身代金を送金する直前に
なって、娘が学校で授業を受けていることが確認された。そこでパクさんは詐欺だと知り、被害を避けることができた。

 パクさんは「犯人がどうやって娘の声を偽装し、娘の携帯電話の番号まで表示させることができたのか、考えただけでもぞっとする」と話した。

 警察、金融監督院などが現在、集中的に取り締まりを行っているが、ボイスフィッシングによる被害は後を絶たない。警察の捜査手法よりも詐欺
グループの手口の進化が速いからだ。以前のように中国東北部の朝鮮族なまりの口調や機械的な音声は消えた。今ではソウルの言葉を使い、
パクさんのケースのように、娘の携帯番号を表示させ、子どもの声までも偽装する。

 警察はボイスフィッシング詐欺の犯行グループが中国に拠点を置き、10代、20代、30代という年齢別に「お父さん、助けて」「お母さん、おじさんに
殴られている」といった短い声を録音し、犯行に使用しているものとみている。

 自分の子どもの声ではないのに、親をだますことができるのか。崇実大音声光学研究所のペ・ミョンジン所長は「人間は最大で周波数8000ヘルツ
まで繊細な声を出すことができるが、携帯電話は300-2500ヘルツの幅の音声しか伝えられない。簡単に言えば、携帯電話では声が単純になり、
似ているように感じることがあり得る」と指摘した。ペ所長はまた、「詐欺犯が『娘や息子を殴っている』と言えば、相手は不安感に陥り、子どもの声を
区別することがさらに難しくなる」と付け加えた。

 では、犯人はどうやってパクさんの娘の携帯番号を表示させることができたのか。

 ボイスフィッシング詐欺団の手口は、発信番号を自由に操れるインターネット電話を利用し、検察、金融監督院、銀行だけでなく、娘や息子から
着信があったように見せかけるほど進歩した。これは無差別的な個人情報流出によるものだ。昨年韓国で違法に流出した個人情報は約5000万件に
達する。中小のインターネット販売サイトだけでなく、セキュリティーが保障されているはずのカード会社など金融機関でも情報流出事件が発生した。
このため、家族の氏名、電話番号などが詐欺団の手に渡ったとみられる。

 最近は、銀行から着信があったように番号を偽装し、後ろで顧客を呼ぶ声を演出するなどのケースも報告されている。このほか、検察、金融監督院
などの政府機関のウェブサイトを偽装したフィッシングサイトなども登場している。

ソク・ナムジュン記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2012/04/16 10:10
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