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韓国トップ3のデパートの一つ、Aデパートで働くキムさん(27)=女性=は、毎朝売り場で
体操をして1日をスタートします。
デパートは開店時間15分前ごろ、全売り場の販売員が縦2列に並び、その日の伝達事項を
聞き、体操をしたり「いらっしゃいませ、お客さま」のようなあいさつ言葉を皆で復唱したりした後、
開店します。これがデパートの「朝礼」です。
1930年ごろ、日本のデパートが韓国でオープンする際に始まった「朝礼文化」は、80年以上
続いてきました。最近は、このようなデパートの朝礼が、入店業者の社員を統制する手段だと
いう批判も出ています。
デパートに入店しているファッションブランド所属のキムさんは「どうして私がデパートの人たち
と一緒に体操をしなければならないのか理解できない。5年前に初めて配属された地方のデパ
ートでは、そのデパートの社歌まで一緒に歌わなければならなかった」と話しています。
デパート側は「数百の入店業者の社員が働く上で、さまざまな伝達事項を一度に正確に伝え、
チームワークを確認するには朝礼が必要だ」と主張しています。
しかし、最近は朝礼を週に1度、あるいは1カ月に1度だけ行い、朝礼の代わりに討論会に
変更するところも出始めています。
新世界デパートは最近、朝礼を廃止しました。朴建鉉(パク・コンヒョン)代表の名前で現場管理者に
メールを送り「開店前の朝礼を廃止し、伝達事項は現場管理者が各ブランドを回って協力社員に
伝えるように」と指示しました。外部の評価機関に依頼し、入店業者の社員たちがあいさつを何回
したか、言葉使いはどうかなどをチェックしていたサービス評価も「ストレスを与え過ぎる」という意見
により廃止しました。
朝礼やサービス評価のような強制的措置を廃止した新世界デパートの試みが、どのような結果を
もたらすか注目されます。
金徳翰(キム・ドクハン)記者
ソース 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2012/04/08
URLリンク(www.chosunonline.com)