【朝鮮日報コラム】子どもたちの夢と親の責任(イラスト)[03/25]at NEWS4PLUS
【朝鮮日報コラム】子どもたちの夢と親の責任(イラスト)[03/25] - 暇つぶし2ch1:なつあかねφ ★
12/03/25 11:52:56.05
子どもの目には、全てのものが大きくて美しく見える。幼いころは退屈に思う暇がない。常に
不思議な現象を見ては驚き、好奇心にあふれ、目はパール色に輝いている。「幼少時代とは、
一人の人生を出発する前に多くのことを経験すること」という言葉もある。そのころに見た夢
は、童話のようにふくよかで暖かく、ピンク色の綿あめのように甘い。トーマス・カーライル
は「希望」について「子どもたちが雨に降られながらも追い掛けていく笑顔にあふれた虹のよ
うなもの」と表現した。子どもたちが抱く淡い夢は、親や先生、周囲の人々から影響を受ける
ことで、次第に整えられ、やがて形を帯びるようになる。

米国初の女性宇宙飛行士、サリー・ライド氏は、父の一言を人生の指針としている。自信をな
くし、疲れ切った姿で下校する幼いころのライド氏を見て、父は次のように話したという。「夢は
大きく持つものだ。空の星をつかみ取るくらいがちょうどいい」―幼いころのライド氏の夢は、テ
ニスの選手になることだった。テニスの練習で限界にぶつかるたびに、父の言葉を思い出した。
好きだった科学の勉強に没頭し、27歳でスタンフォード大学天体物理学の博士号を取得した。

昨年、日本の子ども14万人を対象に将来の夢について問うアンケート調査が行われた。その結果、
女子は14年連続で飲食店やケーキ屋を1位に挙げた。男子はサッカー選手が7年ぶりに野球選手
を抜いて1位に返り咲いた。野球選手は1990年代以降、実に14回も1位になった。希望する職業が
非常に具体的だということが分かる。米国の子どもの将来の夢も、依然として消防署員や警察官
がトップに上がる。米国の教育では愛国心や英雄的献身が強調されており、消防署員や警察官、
軍人などの犠牲に対し、国が精神的かつ物質的に補償するためだろう。

韓国の子どもたちの夢は、1970年代には科学者、裁判官、教師、芸術家、長官(閣僚)などの
順だった。大統領も10位以内に入っていた。80年代には、教師、医者、科学者に変わり、大統
領は順位から姿を消した。そして2007年からは、芸能人がトップに立っている。理由は「かっこ
いいから」が圧倒的だ。次いで医者、弁護士、教師、芸術家、スポーツ選手と続く。先週あるテレ
ビ局のクイズ番組で1000人の子どもを対象にアンケート調査が行われ、これまで6、7位にとど
まっていた公務員が1位になったという。

子どもたちが年々利害に敏感になっているとはいっても、最近のような世の中で公務員が最高
の職業だという発言は、公務員についてどれだけ理解しての発言なのか疑わしい。きっと親が
「公務員になりなさい」と言い聞かせているためだろう。子どもの夢は時代と社会を反映する
と思われるが、公務員という夢からは、なんだか虹のように華やかな気持ちは半減する。「大
きな希望が偉人を育てる」「少年よ、拍車を掛けよ。手網を引け」といった格言が台無しだ。
子どもたちに、親や他人の夢に左右されることなく「自分の夢」を、育み、心に抱かせるのは、
ほかでもない親の責任だ。

呉太鎮(オ・テジン)首席論説委員


朝鮮日報 2012/03/25
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