12/03/23 10:32:15.06
(写真)
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▲ 金時にんじん「京かんざし」などを材料にしたキムチを調理する趙善玉さん
(左から2人目)やスーパー「萌え木」のスタッフ=南丹市園部町
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京都府南丹市の食料品業者が韓国人の料理研究家の指導を受けて、京野菜のキムチの
開発に取り組んでいる。金時にんじん「京かんざし」や丹波の黒豆を原料に、天然の調味料
にこだわった製品を目指している。
開発しているのは、3月中に南丹市園部町で食料品スーパー「萌(も)え木」を開店する
予定の林祐三子さん(40)。「京野菜で本格的なキムチができれば、目玉商品になるの
では」と取り組み始めた。
最初は独自に研究していたが限界を感じ、知り合いを通じて韓国の宮廷料理研究家の
趙善玉さん(44)に協力を求めた。趙さんは林さんが試作したキムチを見て「なぜ赤く
するの。京野菜は色や形がきれいなのに、もったいない」と助言。唐辛子の種を使って、
「赤くないのに辛さが楽しめるキムチ」を提案した。
材料には、京都府が2009年に商品化した「京かんざし」や、丹波特産の黒豆を用いて
いる。京かんざし研究会の城崎正継会長(61)=京丹波町妙楽寺=も、「自信のある野菜
なので、PRにつながれば」と全面的に協力した。
唐辛子の種のほか、リンゴや梅の発酵エキス、ニンニク、タマネギ、アミエビなど十数種類
の材料を混ぜてたれを作り、野菜を漬ける。味わいがまろやかで、後味もさっぱりしている
という。
趙さんは東京都の自宅から南丹市に出張を重ねている。店のスタッフらと調理の研究を
続け、「京野菜の特徴を生かしたキムチを作りたい」と意気込む。商品は同スーパーのほか、
ネット販売も検討している。
ソース:京都新聞
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