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【北京=大木聖馬】日中国交正常化40周年を記念して4月上旬に都内で行われる記念式典に、中国政府が特使として
蔡武・文化相(共産党中央委員)をあて、党政治局員クラスの派遣を見送る方向で調整していることが21日、分かった。
中国筋が明らかにした。南京事件をめぐる名古屋市の河村たかし市長の発言や尖閣諸島の無人島の命名問題などが影響
しているという。
同筋によると、当初は王岐山(ワンチーシャン)副首相(政治局員)が訪日し、日中ハイレベル経済対話を行ったうえ、記念式典
にも出席する方向で検討されていた。北京で2月に行われた40周年の記念行事に、日本からは直嶋正行・元経済産業相が
首相特使として派遣され、中国側は政治局員の劉延東(リウイェンドン)国務委員(副首相級)が応対。日本での記念行事も
劉氏派遣で調整していた。
YOMIURI ONLINE: 2012年3月22日14時44分
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