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ソウル市が、住宅の給水環境や市民の水道水に対する認識の改善に本腰を入れて取り組んでいる。
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市は、給水管が老朽化してさびが混入した水が出ているにもかかわらず、工事費の負担から交換
できずにいる小規模住宅8万戸に対し、2014年までに529億ウォン(約39億円)を投じて老朽化した
給水管を全量交換する方針を打ち出した。また、13年までに35億ウォン(約2億6000万円)を投じ、
管理が行き届いていない5階建て以下の建築物の小型貯水タンクを撤去し、配水管から蛇口まで
直接水を送る直結給水方式に転換する計画だ。ただし、水圧不足などで転換が難しい貯水タンクに
関しては、別途管理するとし、貯水タンク撤去跡地は畑などとして活用する方針だ。
ソウル市はまた、韓国では初めて、水道水の水質汚染に伴う事故が発生した場合に1人当たり
最高20億ウォン(約1億5000万円)を補償する「ソウル市アリ水健康責任保険」にも加入した。
「アリ水」はソウル市の水道水ブランドだ。このほか、水道水市民評価団の導入やアリ水総合
検査サービス、アリ水のスマートフォン(多機能携帯電話端末)アプリケーション(アプリ、
応用プログラム)運用など、水道水に対する市民の意識改善を目指し、さまざまな対策を講じる。
ソウル市のチェ・ドンユン上水道事業本部長は「英国では水道水を直接飲む割合が90%に達して
いるが、韓国はわずか3%ほどにとどまっている。漠然とした不安から水道水を沸かして利用
する市民が多いが、14年までに直接飲む割合を60%に引き上げる」と意気込みを語った。
李衛栽(イ・ウィジェ)記者
朝鮮日報 2012/03/22
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