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輸入イカを人体に有害なリン酸塩に漬けて重量を増やしたり、エイを氷酢酸に漬けて中華料理
店や冷麺専門店、高速道路サービスエリアの店舗などに販売したりした水産物加工業者が摘発
された。
南海海洋警察庁の広域捜査隊は21日、こうした容疑で加工業者のA容疑者（35）を逮捕し、別の
加工業者のB容疑者（48）を在宅のまま立件した。
海洋警察庁によると、容疑者らは2008年から最近まで、リン酸塩に漬けた東南アジア産のイカ
3122トン（時価144億ウォン＝約10億6000万円）を韓国国内の中華料理店などに販売した疑い
が持たれている。リン酸塩に漬けて水の吸収量を増やした後、何度も水をかけることで、1－3
割ほど重量を増やしていたという。こうしたイカは、全国に1200万匹ほど流通したとみられて
いる。
肥料などの原料としても使われるリン酸塩は、食品医薬品安全庁に申告すれば使用できるが、
容疑者らは使用規制が厳しいとの理由から規定を守らずに使っていたことが、警察の調べで明
らかになった。
釜山＝ 権慶勲（クォン・ギョンフン）記者
朝鮮日報 2012/03/22
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