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∞<中国人が見た日本>尖閣問題、日本が中国に屈服するカウントダウンは始まっている
2012年3月19日、香港の政治学者・林泉忠(りん・せんちゅう)氏は「尖閣諸島をめぐる対立、日本が
屈服するカウントダウンは始まっている」と題した記事で、日中の国力逆転が鮮明化するに従い、
日本の屈服する日が近づいていると論じた。中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下は
その内容。
尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる中国と日本の対立は一触即発の事態となっており、もはや
第2次大戦以来の軍事衝突がいつ起きてもおかしくない。両会(=中国の国会に相当)を終えたばか
りの中国は、海洋監視船「海監50」と「海監66」を尖閣周辺に送り込み、初めて「釣魚島は中国の領
土だ」と日本語で書かれた電光掲示板を掲げたほか、この“法の執行活動”をリアルタイムで報じる
という異例の態勢を取った。
2010年の漁船衝突事件以降、中国は何度も尖閣周辺に漁業監視船を派遣してきたが、今回は
“保釣(=尖閣諸島を守る)”活動をさらにエスカレートさせた形で、こうした活動の常態化を暗示した
ものとみられる。中国の海洋監視船は国家海洋局の所属で、日本の海上保安庁は国土交通省の
管轄。双方とも海上警察の役割を担いながら、軍事的な機能も持ち合わせている。
では、両国が軍事衝突を起こす可能性はあるのだろうか?最近、両国とも一歩リードを狙い、相次い
で新戦略を打ち出している。日本が尖閣諸島周辺の無名の39島に名称を付けると発表するなど実効
支配を強める姿勢をとる一方で、中国は“保釣活動”を民間から政府主体へと徐々に移行させている。
こうした状態が続けば、両国は恐らく衝突を起こすだろう。それは単に日本政府が中国の民間に向け
るといったものではなく、双方の“海上警察”が軍事的な機能を発動させ、直接対決することになる
可能性が高い。中国の目的が日本の「尖閣諸島に領有権争いなど存在しない」という立場を撤回させ、
話し合いの席に着かせることであることは間違いない。
日本がそう遠くない将来、これに応じる可能性はあまり高くないが、中国と日本の国力の逆転は日増
しに鮮明化している。日本がこの問題において、中国に屈服するカウントダウンはすでに始まってい
るといってよいだろう。(翻訳・編集/NN)
●林泉忠(りん・せんちゅう)
香港出身の政治学者。ハーバード大学フルブライト学者・客員研究員。1964年中国アモイ生まれ。
1978年に香港へ移住。1989年来日。1994年、桜美林大学国際学部卒業。2002年、東京大学より
博士号(法学)取得。日本、台湾、香港などで数多くの論評を発表している。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです
ソース:Record China 2012年3月22日 7時21分
URLリンク(www.recordchina.co.jp)
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