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○「携帯端末の割引はみせかけ」- 韓国当局、サムスンやLG、通信キャリア各社に罰金
韓国政府の規制当局は現地時間15日、携帯通信端末の割引表示に
不当な点があるとして、サムスン(Samsung)をはじめとする携帯電話
メーカーおよび通信事業者に罰金の支払いを命じた。
韓国の公正取引委員会(Fair Trade Commission:FTC)は、通信事業者は
携帯電話の割引をうたって消費者の購入を促しているが、実際は携帯電話
メーカー各社が共謀してあらかじめ高い端末価格を設定した上で、割引して
いるように見せかけているに過ぎないと述べている。
韓国FTCから罰金の支払いを命じられたのは、サムスン、LG、パンテック
(Pantech)の携帯端末メーカー3社、ならびにSKテレコム(SK Telecom)、
KT、LGユー・プラス(LG Uplus Corp)の通信事業者3社で、金額はあわせて
453億ウォン(4010万ドル)。このうち、通信事業者最大手のSKテレコムに
対する罰金が202億ウォンと最も高く、続いてサムスンが142億ウォン、
通信事業者第2位のKTが51億ウォンとなっている。
さらにFTCは、各社が複雑な料金体系から利益を得ているとして、料金に
関する情報を開示するよう各社に命じたほか、新たな割引を禁じているという。
この問題を採り上げたElectronistaでは、問題の背後には、サムスンやLG
といった携帯電話メーカーの巨大化があると指摘している。
□ソース:WirelessWire News
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