12/03/15 23:49:06.68
全国の朝鮮学校から選抜された児童・生徒約100人が1~2月に北朝鮮を訪れた際、故金(キム)
正日(ジョンイル)総書記と新指導者、金正恩(ジョンウン)氏に永遠の忠誠を誓う歌劇を披露していた
ことが15日、民間団体が入手した映像から分かった。金父子への過剰な礼賛ぶりに保護者らからも
反発が起きているという。正恩体制後の思想教育強化の表れとみられ、高校無償化適用や自治体
からの補助金支給問題にも影響を与えそうだ。
RENK映像公表
正恩体制になって初の旧正月に合わせ、朝鮮初中級学校で小学5年から中学2年に当たる生徒らが
「少年芸術団」として東京朝鮮中高級学校副校長ら教員6人の引率のもと、1月5日~2月4日に訪朝。
歌劇は迎春公演として1月25日に平壌で披露された。北朝鮮の民主化に取り組むNPO「救え!北朝
鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)が関係者から映像を入手し15日に公表した。
映像では、男子生徒が舞台に現れ、「慈愛あふれる(金日成(イルソン))大元帥様生誕100年、父なる
(金正日)将軍様生誕70年を迎える祖国の舞台で将軍様に私たちの姿をお見せしたかった」と涙を流し
語りかける。
将軍様の補助感謝
女子生徒らが舞いながら「将軍様、逝かせません。私たちを置いて逝かせません」と歌った後、「毎年、
教育補助費(補助金)や奨学金を送ってくださり、私たちを守ってくださった金正日将軍様を永遠に忘れ
ません」とのセリフに続く。補助金への感謝は日本の自治体へではなく、金総書記に向けられている。
最後には、生徒らが「将軍様の遺訓を守り、金正恩先生だけをかたくなに信じてついていきます。
敬愛する金正恩先生、どうかお元気でおられることを願います」と拳を振り上げ、忠誠を表明する。
この模様は、朝鮮中央テレビが北朝鮮国内向けに放映。日本では、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)
幹部ら一部にだけ録画映像の視聴が許された。しかし子供を朝鮮学校に通わせる幹部らからは「子供に
ここまでやらせるのか」と怒りを示す声が上がったという。
視聴を限定したのは、3代世襲に反対する声も根強いとされる朝鮮総連内からの反発を見越した可能性
もある。ただ、朝鮮総連の幹部会議で昨年、朝鮮学校校長が先頭に立って正恩氏への忠誠と愛国教育
推進を宣誓していたことも判明しており、朝鮮学校での思想教育強化の流れは避けられそうにない。
ソース msn産経ニュース 2012.3.15
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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平壌で金正恩氏の映像をバッグに現地の生徒らと正恩氏をたたえる歌を披露する朝鮮学校の生徒ら(RENK提供)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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