12/03/14 17:14:08.71
製品全体を高価格化 当局の勧告を無視する形に
インスタント麺業界が最近の新製品発売ラッシュを機に価格を引き上げ、物価当局の勧告を無視している。
最近ユン・サンジク知識経済部次官が「生活必需品の物価安定」などを要請したことに真っ向から反する。ユン次官は先月、企業代表らと面会。
オープンプライス制度から除外される菓子・ラーメンなどへの合理的な価格策定が必要だと要請したことがある。
11日の業界によれば、600~700ウォン(約44円~約52円)台の既存製品が主流となっている市場に、最近になって続々と1000ウォン(約74円)
台の新製品が投入され、食卓物価に赤信号が灯ったという。実際に今年の新製品は殆どが1000ウォン(約74円)超の価格設定であり、高価格
化が進んでいる。
三養(サムヤン)食品が最近発売した、豚骨スープにニンニクの香りを効かせた味の「豚(ドン)ラーメン」(※1)は1000ウォン(約74円)の製品だ。
ラーメン市場シェアトップの農心(ノンシム)の「辛ラーメン」(※2)(780ウォン=約58円)よりも220ウォン(約16円)高く設定している。また、「安城
(アンソン)タンメン」(※3)(700ウォン=約52円)と比較した場合の差額は、何と300ウォン(約22円)にもなる。
実際には1000ウォン(約74円)超のインスタント麺は今回が初めてではない。
三養食品は、昨年7月にも「三養(サムヤン)ラーメン」(※4)(700ウォン=約52円)の42.8%高額な「長崎ちゃんぽん」(※5)(1000ウォン=約74円)
を出した。
昨年人気商品として登場した八道(パルド)の「ココ麺」(※6)もやはり1000ウォン(約74円)だ。同社は「ココ麺」に続いて出した「男子(ナムジャ)
ラーメン」(※7)も、従来品より200ウォン(約15円)高い850ウォン(約63円)に設定した。
オットギ食品の「キス麺」(※8)の価格も1000ウォン(約74円)だ。
インスタント麺値上げの風潮にコンビニも合流した。
普光ファミリーマートは8日、白色スープ人気に便乗した「ピリ辛鶏うどん」(※9)カップ麺を発売したが、価格は何と1700ウォン(約125円)だ。同社が
この製品を開発したのは、下茹で処理をしていない「生麺」への強い関心があったことと、40代以上の消費者にはカルグクス(うどん)人気が高いという
マーケティングからである。
このようにインスタント麺価格が高価格化傾向を見せている中、一部では白色スープ人気に乗った業界自身が高価格化を先導しているのではないか
という指摘も出ている。
流通業界でも1000ウォン(約74円)台の新製品競争に対し、価格高騰を抑制するMB政府の物価安定政策に対抗した業界大手が自ら引き上げている
のではないかという分析もある。
実際の販売代理店関係者は、「インスタント麺業界が白色スープ系商品や新製品の価格を1000ウォン(約74円)としたのは、多くの利益を求めて価格を
引き上げている格好でしかない」と指摘した。
インスタント麺は、昨年に李明博政府が民生物価安定のために特別指定した52の価格管理品目に含まれている。
この物価安定策のため、インスタント麺業界では穀物価格の高騰などによる営業利益の減少を理由とした値上げ計画を実行出来ずにいる。
亜洲経済/韓国語(2012/03/12 06:57)
URLリンク(www.ajnews.co.kr)
記者注
体感的な価格として、記事中の価格を三倍にして考えると良いと思います。
>>2に続く