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北朝鮮の指令で韓国の国家機密や政治情勢を報告するなどし、
国家保安法違反の容疑で韓国地下党組織「旺載山」の男性幹部5人が昨年、
逮捕・起訴された事件で、地下党発足前の1993年に当時20代だった韓国女性が
石川県金沢市の海岸から半潜水艇で北朝鮮に渡り、最高指導者の金日成主席から
直接指令される「接見教示」を受けていたことが2012年3月5日分かった。
関係者によると、女性は大学生だった80年代後半、主体思想研究会で主犯格の
金徳龍容疑者(49)らと知り合い、「旺載山」の前身組織を結成。その後、金容疑者の
指示で93年8月21日、出迎えた北朝鮮工作員が準備した半潜水艇に乗り込み、日本海の
公海上に停泊していた「母船」に乗り換え、そのまま北朝鮮北東部の清津に上陸。
26日には平壌で金主席と面談し、地下党組織立ち上げに関する指令を受け、翌日にはまた半潜水艇で日本に戻ったという。
北朝鮮では80年代前半、朝鮮労働党作戦部(現偵察総局)が日韓潜入のため東ドイツ製の
潜水艇をモデルに半潜水艇を開発する方針を固め、90年代に入って本格的に導入。
ソナーによる探知には限界があり、特に日本の場合は「半潜水艇の接近を防ぐような
海上警戒態勢が手薄で、ほぼ自由に出入りできた」(元北朝鮮工作員)という。
女性はすでに組織を離れ、現在、ソウル大学の教授。昨年12月に捜査当局に逮捕され、
今年1月までに事件の概要を自供し、法廷でも証言した。
一方、女性が金主席と面談した場には、組織メンバーと活動について協議を
重ねたとみられている在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の償ム真求現中央本部副議長が同席。
償ム副議長は日本でこの女性にアドバイスなどもしたという。
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