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サッカー八百長問題発覚後も堂々と加担
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写真: 八百長容疑で2日、大邱地検に出頭を求められたLGツインズの朴顕俊投手（写真上）。／写真＝ソン・ジョンホン記者
韓国プロ野球LGツインズのエース、朴顕俊（パク・ヒョンジュン、25）投手も八百長工作に加担していたことを検察で自供したことが、
2日までに分かった。
1日に身柄を拘束されたチームメート金聖賢（キム・ソンヒョン、23）投手と共に、2人の八百長工作は事実だったことが明らかになった
のだ。両投手とも、検察の事情聴取を受けるまでは「絶対に八百長工作に加担していない」と否定していた。
捜査初期に浮上した両投手の疑惑が事実だと分かったため、プロ野球界でも八百長行為が行われているという話は現実のものと
なった。しかも朴投手は、昨年4－5月にプロサッカーの八百長事件でスポーツ界が大騒ぎになった後も堂々と八百長をしていたとみられ、
関係者の間に衝撃が走っている。
大邱地検強力部（凶悪犯罪担当）＝チョ・ホギョン部長＝は、同日午前9時30分から8時間以上にわたって朴投手に事情を聞いた
後、午後6時ごろ帰宅させた。検察関係者は「朴投手は自身の容疑をほぼ認め、捜査に積極的に協力すると言ったため、拘束せずに
捜査を進めることにした」としている。
朴投手はブローカーの男に持ち掛けられ、昨年8月ごろに2回にわたり八百長工作を行い、1試合につき300万ウォン（約22万円）ずつ、
計600万ウォン（44万円）を受け取ったことを認めたという。
朴投手は当時「1試合に500万ウォン（約37万円）は必要」とし、ブローカーの男と「価格交渉」までしていたことが分かった。
プロ野球で八百長工作に関与した選手は、ブローカーの男と好ましくない関係を持っていることが、これまでの検察の捜査で明らかに
なっている。
当時ネクセン・ヒーローズに所属していた金投手は昨年4月、高校の先輩で元野球選手のブローカーの男（26）に会い、八百長に手を
染めた。
金投手はブローカーの男に持ち掛けられ、同月24日のサムスン戦で初めて「初回に四球を出す」ことに成功すると、謝礼として300万
ウォンを受け取った。その後、同年5月14日のLG戦では先に300万ウォンを受け取り八百長行為を試みたが、バッターがボールに手を出した
ため失敗した。このため同月29日のLG戦では、金を受け取らずに八百長行為をしたという。
同投手の弁護士は「金投手は八百長行為をしたことは認めたが、八百長に失敗してからはブローカーの脅迫や恐喝を受け、自身が受け
取った謝礼のほか、自宅保証金まで合わせて3000万ウォン（約220万円）を取られた」と話している。
これは、ブローカーらが試合中に「ふざけているのか」「あとで覚えていろよ」などとショートメッセージを送って脅し「お前のためにカネを失った
から補償しろ」と3000万ウォンを取り上げたというものだ。
これについて、検察は「両者の間で3000万ウォンが行き来したのは事実。金投手は恐喝による被害を主張している。だが、金投手は一時ブ
ローカーの男の家にいたことも分かっており、一緒に違法賭博をしていた可能性についても捜査しているところ」と説明した。
昨シーズンの朴投手の年俸は4300万ウォン（約315万円）、金投手の年俸は5800万ウォン（約425万円）と低い方だった。検察関係者は
「容易に八百長工作が可能だったため、両投手が手を染めたと見ている」と話している。
今シーズンの朴投手の年俸は1億3000万ウォン（約953万円）、金投手の年俸は7000万ウォン（513万円）とそれぞれアップしていたが、
2人は永久にユニホームに袖を通せなくなるかもしれない状況に陥った。
大邱＝ 崔宰薫（チェ・ジェフン）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版: 2012/03/03 11:22
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