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- 中国人殺害 過激派が認める -
パキスタンで今週、中国人の女性が銃で撃たれて殺害された事件について、パキスタン最大のイスラム
過激派組織が、中国政府が国内でイスラム教徒を弾圧している報復だとして犯行を認めるとともに、
今後も中国人を襲撃すると警告しました。
パキスタンでは、先月28日、北西部の中心都市ペシャワールで、中国人の女性がパキスタン人の男性
と一緒に歩いていたところ、オートバイに乗って近づいてきた男に銃で撃たれて死亡しました。
これについて、パキスタン最大のイスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」のスポークスマンは
声明を発表し、「中国政府が新疆ウイグル自治区でイスラム教徒のウイグル族を弾圧していることへの
報復だ」として犯行を認めました。
そのうえで「中国政府が弾圧をやめなければ今後もパキスタンにいる中国人を襲撃する」と警告しました。
これを受けて地元の警察では、イスラム過激派による犯行の可能性が高いとみて捜査しています。
中国の新疆ウイグル自治区は、イスラム教を信仰するウイグル族が多く住み、中国政府の政策に抗議
するデモや暴動がたびたび発生している地域で、中国政府は、分離独立を主張するイスラム過激派の
犯行だとして取り締まりを強めています。
一方、パキスタンの日本大使館は、今回の事件に加えて先月29日には南部の都市カラチで韓国人を
狙った誘拐未遂事件も起きていることから、パキスタンに住む日本人に対して注意を呼びかけています。
ソース : NHK 3月2日 16時55分
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