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【ソウル=辻渕智之】韓国の北朝鮮住民向け民間ラジオ「開かれた北韓放送」は二十八日、複数の消息筋の話として、北朝鮮
当局が携帯電話の妨害電波の発信を止める対価として、中国吉林省に三億元(約三十八億円)を要求したと報じた。
北朝鮮当局は住民らが携帯で国外と通話して情報交換するのを防ぐため、国境地域で妨害電波を発信しているとされる。同放送に
よれば、この電波の影響で中国側でも携帯が不通になるため、国境を接する吉林省が北朝鮮側と一月から話し合って解決策を探った
ところ、電波打ち切りの条件に三億元を求めてきたという。中国側は回答は保留している。
同放送は「妨害電波を本来の目的を超えて、外貨稼ぎにまで使う姿勢に中国側はあきれている」と伝えた。
北朝鮮の地方幹部に知人のいるソウル在住の脱北者は本紙に「昨年、国家安全保衛部が電波妨害のための設備を購入したと
聞いた」と話した。
東京新聞: 2012年3月1日 朝刊
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