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韓国教育科学技術省は23日、人口衛星ロケット羅老（ナロ）号（ＫＳＬＶ－1）の「3次打ち上げ総合点検団」第2回会議を21日に開き、
点検計画を確定し本格的な活動に着手したと発表した。同国政府は2012年10月の打ち上げを目標にしている。複数の韓国メディアが報じた。
点検団は、羅老号の「調査委員会」と「羅老号打ち上げ点検委員会」のこれまでの活動記録や、
今後の活動履行状況などについて話し合いを行い、3つの分課（発射体分課、宇宙センター分課、衛星分課）別で点検項目や活動計画を立てた。
発射体分課は、3次打ち上げに新しく適用されるペアリング分離のための低電圧装置をはじめ、
これまでの打ち上げ失敗原因と見られている部品の改善・補完措置履行状況、安全性などについて調査する。
宇宙センター分課は、発射体システム、レンジシステム、発射運用施設性能などに関する技術的項目や、
打ち上げの安全性や搭載関連準備事項を担当する。
衛星分課は、羅老号に搭載される衛星の性能試験、発射体と衛星との接続、地上局と衛星の適合性、
衛星の部品に関する技術的項目を点検する。
点検活動は、韓国航空宇宙研究院や、韓国科学技術院（ＫＡＩＳＴ）人工衛星研究センターと連携し、
段階別にさまざまな検討や現場点検などを行う。
一方、韓国の一部メディアはこれに先がけ、羅老号の1段ロケット部分を担当するロシア側の作業が遅れているとし、
年内の打ち上げは難しいとする専門家の意見を伝えた。
だが教育科学省は23日に、ロシア側の作業が予定通り進んでいることを確認していると発表した。
羅老号は韓国初の人工衛星搭載ロケット。09年8月に1号機、10年6月に2号機の打ち上げが行われたが両機とも失敗した。
2012/02/24(金) 14:11
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