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○埼玉県が朝鮮学校補助金を９２０万円計上 来年度予算に
朝鮮学校への補助金支給問題で、埼玉県が平成２４年度当初予算案に、埼玉朝鮮
初中級学校（さいたま市大宮区）を運営する学校法人「埼玉朝鮮学園」への補助金
として９２０万円を計上していることが２２日、県への取材で分かった。上田清司知事は
今年度以降の支給の条件として、授業で日本人拉致事件について正しく教えることや
財務の健全化などを挙げている。県では現段階では条件がクリアされたとの判断を
していないが、「要請に応えてもらえる可能性もあるため計上した」としている。
県学事課によると、県は同校の生徒数が約３００人であることなどを勘案し、「学校を
運営するための経費」（人件費や教材費）として、２１年度まで毎年約９００万円を
年度末に支給してきた。しかし、朝鮮学校への補助金支給に対する批判が全国的に
強まり、２２年度分は学校施設が整理回収機構（ＲＣＣ）に仮差し押えされていることを
理由に支給を見送った。
今年度の支給については、上田知事が昨年１２月、学校側から財務健全化に向けた
計画書の提出を受け、さらに県職員が授業実態を抜き打ちで確認してから決めるとの
方針を表明している。
学事課によると、１月と２月に、同課職員２、３人が通訳を同行して数回にわたる授業
内容の視察を行ったという。歴史の授業を視察したという職員は「現在、視察で記録
した授業内容を検証しているところ。拉致事件にも触れていたが、特に偏った内容とは
思えなかった」と話す。
また、職員室は確認していないが、教室には金正日総書記の肖像画は掲示して
いなかったという。また生徒たちは明るく、職員らに日本語であいさつをしたという。
県ではこれらの審査結果を踏まえ、学校法人からの補助金請求を受け、３月に
今年度分の補助金を支給するかを決める。
２４年度予算については、東京都は教育内容に関する調査に着手したばかりである
ことを理由に計上しない方針だが、県では「こちらの要請に応えてもらえれば、予算を
執行できる可能性もある」として、計上を決めたという。
□ソース：産経新聞
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
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