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○「ダライ・ラマ集団の破壊活動を粉砕せよ」＝中国要人が指示
中国・全国政治協商会議の賈慶林主席はこのほど、チベットのシガツェや
ガリ（アリ）地方で発生した風雪災害について救助・復旧活動に力を入れる
ように指示。同時に「ダライ・ラマ集団の破壊活動を粉砕せよ」と述べた。
中国新聞社が報じた。政治協商会議は、共産党以外の政治勢力や社会の
各界などの意見をも取り上げて提言を行うために設けられた組織。
賈主席は災害に関連して、孤立した人々や危険地帯の人々を適切に保護し、
「あらゆる手段を用いて死傷者が出ないようにせよ」と指示。牧畜民の重要な
収入源になっている家畜の保護にも力を入れ、損害を抑えるできるかぎりの
努力をするよう求めた。
さらに通信や道路、電力などの補修や維持を全力で行い、被災者のために
衣食や居住、暖房、医療を確保して、災害後の再建についても早期計画・
早期着手をもとめた。
一方で、被災者に対しては救済や各種手配を行うと同時に「高度な警戒を
維持せよ。安定維持のための各措置を実行せよ」と指示。「各レベルの
指導幹部は責任範囲を守り、職責を全うせよ。敵対勢力とダライ・ラマ集団の
各種破壊活動を警戒し、粉砕せよ。被災下にある各民族人民群集が、楽しい
チベット暦新年を迎えることができるようにせよ」と要求した。
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◆解説◆
中国で「年越し」と言えば通常、「春節」を指す。春節とは漢族が用いる旧暦
（農暦）の1月1日だ。しかし、中国には異なる伝統暦を持つ民族も多い。
チベット暦は理論的に漢族の農暦に近いが、実際の「カレンダー」には違いがある。
チベット歴の元旦は「ロサル」と呼ばれる。2012年は西暦の2月22日に当たる。
チベット族（チベット人）は、「ロサル」をもって年越しを祝う。
□ソース：サーチナ
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