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中国が初めて石炭の純輸出国から純輸入国へ移行したのは2009年。世界の石炭市場において「極めて重要な
転換点だった」と、石炭と炭素資源を研究するアメリカ、スタンフォード大学の専門家らは語る。
写真は中国南部の広西チワン族自治区防城港に建設された鉱石埠頭。高品質のインドネシア産石炭専用の
荷揚げ設備だ。スタンフォード大学のバート・ルカレッリ(Bart Lucarelli)氏は2010年の論文
「The History and Future of Indonesia's Coal Industry(インドネシア石炭産業の歴史と今後の展望)」
の中で、南部の港に海上輸送されるインドネシア産の一般炭(発電ボイラー用の燃料炭)は、内陸の自国産
石炭の安価な代替品になっていると述べた。
中国は自国産石炭が不足しているわけではないという。外国産を海上輸送した方が低価格なので、燃料の
調達先としてインドネシアに着目。「そして突如、インドネシアの石炭市場に参入した」とルカレッリ氏は
説明する。
防城港に荷揚げされた石炭は、「超臨界石炭火力発電プラント」の燃料になる。アメリカのエネルギー省に
よると、高温・高圧条件下で稼働する超臨界ボイラーシステムの発電効率は約41%で、臨界未満のシステムの
37%を上回る。さらに高度な超々臨界システムでは48%を達成できるという。
ソース:ナショナルジオグラフィック
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