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▲しょいこに豚を担いで市場に行く荷物屋。20世紀始め、韓国を訪れた外国人が最もたくさん残し
た写真の一つが荷物屋の姿という。
『鉄の踵』を書いた米国の作家ジャック・ロンドンは20代後半、露日戦争で従軍記者として活動し
た。当時、約4カ月間、亡国前夜の戦場朝鮮に留まり、彼が書いて送った文章等は様々な新聞、
雑誌に載り、その文をまとめた本も出た。当代の進歩左派であったロンドンはその中である大きな
課題で韓国をざっとまとめ、このように描写する。
「白人旅行者が初めて韓国に滞留する場合、最初の何週間かは気持ち良いこととはまったく縁遠
い。もし繊細な人なら二種類の強力な欲求の間で葛藤しながら大部分の時間を過ごすだろう。一
つは韓国人たちを殺したい欲求であり、もう一つは自殺したい欲求だ。個人的に私なら最初の選
択をしただろう。」
当時の米国と比較すれば最低の社会インフラや不足した公共施設、物資などの影響もあったが
彼が何より耐えられないとしたのは惰弱で怠惰で盗み上手、弱者に強い韓国人たちの性格だった。
自身が動物園の猿のように見せものになるとすぐに韓国人は不必要に好奇心が強いという非難
を吐き出す。韓国人がうまくできる事が「ぴったり一つ」あるとし、荷物をひく動物のように黙々と荷
物運ぶことだと指摘するほどだった。
奎章閣(キュジャンガク)韓国学研究員教養叢書の一つで出てきた<世界の人の朝鮮旅行>はロン
ドンを含む朝鮮初期から日帝強制占領期間まで韓半島に立ち寄った異邦人たちの訪韓事情と彼
らの韓半島関連記録をまとめて紹介した本だ。
この本には世宗(セジョン)時代の明国使節の朝鮮訪問や壬辰倭乱後、日本への使行など国家間
往来からハメルのように漂流者などが残した記録、天主教布教のために永く韓国に留まって韓国
語を習い風習に慣れた宣教師らが残した記録、考古学者・生物学者などの博物誌などを多様な
地図、絵、写真と一緒に入っている。
(中略:宣教師の見た朝鮮)
ロンドンの露日戦争従軍記を紹介したチョ・ヒョングン奎章閣韓国学研究院客員研究員はロンドン
の韓国と韓国人に対する印象が「不正確な観察と偏見でぎっしり埋まっている」と批判した。当時
最も批判的な知識人に属し、それまで'西欧中心主義'と'社会進化論'という理論の監獄から抜け
出せなかったという指摘もまた、十分に共感できる。
だが、それより重要なのはその時、彼らの目に韓国は日本の支配を受けるほかない国に映ったと
いう事実かもしれない。ジャック・ロンドンの記録は<ジャック・ロンドンの朝鮮人管見>(ハンウル発
行)に出ている。
世界の人の朝鮮旅行(奎章閣韓国学研究院編・432ページ・2万3800ウォン)
キム・ボムス記者
ソース:韓国日報(韓国語) "韓国人ら殺したくて"彼の背筋が寒くなった視線
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