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○「米国衰退後、韓国は核の傘を他国に求める必要も」
・ブレジンスキー元大統領補佐官、新著を出版
「韓国は“米国の衰退”期に、(米国以外の)新たな“核の傘”を求めるか、
あるいは自ら核武装しなければならない状況に至るかもしれない」
国際政治学界の大物、ズビグネフ・ブレジンスキー元国家安全保障担当
大統領補佐官(84)は、今週発売された新著『戦略的ビジョン』(仮題。原題=
『Strategic Vision: America and the Crisis of Global Power』)で、米国の
衰退に伴う世界の「核の勢力図」の変化について新たな分析を行った。
同書には「ポスト米国覇権時代」に対する今後の展望も盛り込まれており、
ブレジンスキー元補佐官は「米国の覇権は、中国だけにとどまらず、各国に
分散され、やや混乱気味の時代が到来するだろう」と予測した。
■韓国、米国以外に安全保障を求めることに
ブレジンスキー元補佐官は「韓国・台湾・日本・トルコなどは、米国の
拡大核抑止力に安全保障を依存しているが、米国の衰退はやがて、
米国が提供してきた核の傘の信頼性に危機をもたらすだろう」と語った。
米国が国内問題によって特定地域から徐々に手を引くようになり、これらの
国々が「米国が自分たちを守ってくれる」という確信を持てなくなれば
「よそ(elsewhere)」に安全保障を求めざるを得ないというわけだ。
この「よそ」について、ブレジンスキー元補佐官は「自ら核兵器を持つという
道か、あるいは中国・ロシアなど他国の核パワーの保護下に入るという道、
この二つ以外にない」と語った。
特にブレジンスキー元補佐官は、絶えず核兵器を追及する北朝鮮の好戦性、
6カ国協議の失敗などを考慮すると、「衰える米国」が東アジアの同盟諸国の
核競争を阻止するのは困難だ、と予測した。
□ソース:朝鮮日報
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