12/02/07 16:39:44.51
- 中高生の不良グループで派手な入れ墨が流行 -
ソウル瑞草警察署が今月3日に逮捕した少年C（17）の上半身。日本の鬼をあしらった入れ墨が全体に彫られている。
／写真提供＝瑞草警察署
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恐喝で逮捕された17歳少年、上半身に入れ墨
無許可の入れ墨業者に1000万ウォン払う
「どうだ、派手だろう。男はこのぐらいの入れ墨を入れなきゃ。留置場で隣の部屋にいるおじさんも、これを見ておびえ
ているよ」
今月3日、ソウル瑞草警察署の留置場に収監されていた、幼い顔立ちの少年C（17）と少年P（17）は、取り調べを受ける
ため、手錠を掛けられ取り調べ室に連行された。中学校を中退した2人は、近所に住む後輩21人からデビットカード
（商品購入時に銀行などの口座から即時に代金を引き落とされるカード）を奪い、1枚当たり40万ウォン（約2万7000円）
で振り込め詐欺グループに売った容疑で逮捕された。警察の関係者は「カードを奪われた被害者の大部分が『自分は
全く被害に遭っていない』と否定した。少年Cらがどれだけ怖かったか、想像がつく」と語った。
少年Cは昨年、京畿道東豆川市とソウル市銅雀区舎堂洞にある無許可の入れ墨業者に1000万ウォン（約68万円）を
支払い、背中から両腕や腹にかけ、日本の鬼やハスの花をあしらった入れ墨を彫った。身長が170センチほどの少年C
は「体が小さいという理由で無視されるのが嫌だったが、入れ墨を彫ったことで、よろいを身に付けたかのような、力が
何倍にもなったかのような感覚を覚えた。尻や内ももにも入れ墨を彫りたい」と話した。
少年Pも、左腕と左のふくらはぎに少年Cと同じ入れ墨を彫った。少年Pは「最近、同じ年ごろの友人たちは皆、入れ墨
を彫っていると思っていい」と語った。少年らは1回につき40万－50万ウォン（約2万7000－3万4000円）かかる入れ墨の
費用を調達するため、周期的に後輩たちから金品を奪っていたことが分かった。
暴力団のシンボルと思われている入れ墨が、最近は学校を退学したり、家出したりした10代の少年や、中学校・高校に
在学中のいわゆる「一陣（不良グループ）」の間でひそかに流行している。
ソウル市内にあるS高校3年のK君（18）は昨年の夏休み、同市江南区駅三洞にある無許可の入れ墨業者を訪れ、
右肩から右ひじにかけて入れ墨を彫った。費用の40万ウォンはファストフード店のアルバイトで調達した。K君は「入れ墨
業者のところでは年齢などを聞かれることはなかった。制服のワイシャツの中に（入れ墨が見えないように）服を着込ん
だり、手袋をはめたりすれば、先生に見つかることもないため、学校に通う上で支障はない」と話した。
大邱市の入れ墨師パク・ヨンホさん（26）は「うちの店にも、1カ月に100人以上の未成年者が相談に来るが、入れ墨を
彫ってはいない。多くの入れ墨師志願者が、小遣い稼ぎのために安値で未成年者に入れ墨を彫り、問題になっている」
と話した。警察は、ソウル市内にある違法な入れ墨業者は約5000人に達すると推定している。なお、入れ墨は医療法で
定められている医療行為のため、医師免許を持たない者が入れ墨を彫るのは全て違法だ。
警察の関係者は「一部の学校の『一陣』は競うかのように、より大きく派手な入れ墨を彫っている。入れ墨を、自分の力
を示す象徴のように思っている」と語った。
ソース ： 朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2012/02/07 12:41
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