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○トルコ:原発事業、韓国と交渉再開で合意
トルコのエルドアン首相は5日、イスタンブールで韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と
会談し、トルコの原子力発電所建設事業への韓国参入についてほぼ1年ぶりに交渉を
再開することで合意した。韓国の聯合ニュースが韓国青瓦台(大統領府)高官の話
として伝えた。トルコのメディアによると、今後は中国も交渉に加わる見通しだという。
トルコで2カ所目となる黒海沿岸のシノップ原発を巡っては、日本が独占的に交渉して
いたが、東京電力福島第1原発事故を機に交渉は停滞している。エルドアン首相は
李大統領との会談で「韓国が原発2基を建設してくれることを望む」と述べており、
日本にいらだちを示しつつ、価格などの条件面で韓国と競わせる狙いがありそうだ。
シノップでの原発4基の建設計画は200億ドル(1兆5360億円)規模。韓国は10年
6月から本格交渉を始めたが、条件面で折り合わず撤退。トルコは日本との交渉に
切り替えたが、建設計画に加わる予定だった東電が福島事故後の昨年7月に撤退を
表明するなど交渉は停滞した。
先月6日に玄葉光一郎外相とトルコのダウトオール外相が会談し、交渉を再開すると
発表したが、トルコ側は他国との交渉開始も示唆していた。
聯合ニュースによると、韓国の高官は5日「両国のエネルギー担当相が近く原発
建設協議に入る。公式的な交渉の再開だ」と説明。昨年11月にフランスで開かれた
主要20カ国・地域(G20)首脳会議の際、エルドアン首相が李大統領に再交渉を
持ちかけたという。
□ソース:毎日新聞
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