12/02/06 14:08:45.68 fusK6YSN
>>484
>>430を書いた者です。大雑把な説明になります(例外も色々あります)が、
>製作側にはどこからカネが入るの?
1:製作会社が配給も行う場合 配給の売り上げがそのまま製作会社の売り上げに
2:製作会社とは別の会社が配給を行う場合
A:製作会社が配給権を、配給会社に売る。権利料はケース・バイ・ケース。
売り上げが一定以上になると、売り上げの○%(ケース・バイ・ケース)が
製作会社にまわる。
B:製作会社が配給を委託する。委託料を払い、配給の売り上げは全部製作会社、
あるいは、配給の売り上げを配給会社と製作会社で分配するなど
ちなみに『マイ・ウェイ』の場合、製作は韓国の企業、日本での配給は、その製作会社のひとつ
CJ Entertainmentと、東映が手がけています。
>前売り券さえ大量に売れれば、製作費用はそれなりに回収できる理屈
確かに、そういう手段は使えますw実際、過去にも(ry
しかし、「マイ・ウェイ」の場合、日本での宣伝費だけで5億円、
1300円の前売り券約38万5000枚に相当します。宣伝費だけでね。
さらに、製作費の一部も日本で回収したいとなると・・・まぁ、かなりシンドイ。
また、前にも書きましたが、前売り券を大量に売っても、その券で映画館に行く人が少なければ、
興行収入ランキングで残念な順位になり、上の記事のように「大コケ」と報道されてしまう。
興行収入の額次第では早々の打ち切りになります。
それは、その後のビジネス(他の国での公開、パッケージ化、テレビ放映など)にも
悪影響をもたらします。
ちなみにテレビ放映権は、興行収入が多いほど権利料も高くなります。
あともうひとつ。「マイ・ウェイ」は全国300スクリーンで公開しましたが、
映画館側からすれば「客の入りが悪い。これじゃ儲からん。赤字だ。
なのに、配給会社と製作会社は、前売り大量に売って大儲けだって?
ふざけるな!!!あそこの映画は、もう上映せんぞ!!!!」
等々、色んな問題があります。