12/02/05 12:14:19.74
韓国で外資系企業に勤めるAさんは最近、職場の会食で毎回仲間外れにされた。部署には十数人しか
いないのに、Aさんはいつも一人で食事をした。個人的な事情で夜勤を数回断ったことがいじめの
理由だ。部長からは「夜勤は誰もしたくてするわけではない。みんな頑張っているのに、組織生活の
基本がなっていない。君は会食に来なくてもよいから、自由にプライベートタイムを持ちなさい」と
告げられた。Aさんは「勤務中にも同僚社員は部長の視線を気にして、わたしと話すことすら避けて
いる」と悔しがった。Aさんは会社側に異動希望を出し、認められなければ転職する考えだ。
韓国の職場で今、いじめが深刻化している。就職ポータルサイト「サラムイン」が今年初め、会社員
2975人を対象に「職場にいじめ問題があるか」と質問した結果、45%が「ある」と答えた。回答者の
半数を超える58.3%は「いじめ問題で悩み辞めた社員がいる」と答えた。
■いじめのタイプ
職場でのいじめのタイプもさまざまだ。最も多いのは部署の上司が特定の社員を部下と共にいじめる
ケースだ。ソウル地区の保険会社の支店に勤めるBさん(38)は昨年、「うちの支店長は怠け者で
手本にならない」と発言したことが支店長にばれた。その後は、営業インセンティブ(奨励金)を
与えないとか、契約進行状況・会議時間の変更など重要な情報を知らせないなどの嫌がらせを受けて
いるという。
第二に複数の同僚が1人をいじめるケースだ。地方の国立大学を卒業したCさん(39)は、米国で
博士号を取得し、2004年に母校の教授として採用された。しかし、学科の教授7人のうち5人はソウルの
名門大で同じ学科を出た先輩後輩だった。プライベートな席で同僚を「先輩」と呼ぶ教授たちの間に
なじむことはできなかった。Bさんは08年に再任用審査で脱落した。Bさんは「同じ大学の出身者を
引っ張る風土で、他校出身者が排除された」と主張。大学側を相手取り、再任用審査不合格の取り
消しを求め、裁判を起こしている。
扈景業(ホ・ギョンオプ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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