12/02/03 09:27:44.20
(>>1の続き。ばっさり中略して結論部分)
■【小沢コージの結論】ある意味、韓国サッカーと日本サッカーの違いによく似ている
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というわけで予想以上に良く出来ていた最新ヒュンダイ。ざっと乗った限りでは、ステアリングの軽さにこそ最初は気を取られたものの、
ボディー剛性感、乗り心地、静かさ、高速安定性、インテリアのクオリティー等で特に気になるところはなかった。これで日本車よりも
安ければ海外で売れるのも納得できる。
特にアドバンテージを感じるのはどう考えてもデザインだ。もちろん日本車だって悪くはない。だが、こと大胆さ、アグレッシブさでは
完璧にヒュンダイだ。最近は「ハードは横並びで、デザインが勝負」が当たり前の時代。そう考えると自動車でもコリアンパワーが無視
できないのはよく分かる。
デザインとは技術とか資本云々の話ではない。「ヤル」か「ヤラない」か。それだけの問題。意思であり気持ちの問題なのだ。
もちろん日本企業は合議制で、「いいデザインが出ても、上からいろいろ言われているウチに凡庸になる」とか逆に韓国企業は
トップダウンで「リーダーがいいと思えばすぐに通る」とか「デザイン部門に力がある」などいろんな組織上の問題はある。
だが、結局それって企業体質であり、国民性の問題そのものなのだ。例えばサッカーだが、明らかに韓国の方が情熱的で感情を
表に出す。逆に日本は抑え気味だが、テクニックはあるし、粘りもある。
もはやベーシックな技術では同等のところに来ており、残るは細かなノウハウや、組織的にスピーディーであるか否か、最終的には
“パッション”の問題に来ていると思う。
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前述したようにメーカー数やシェアを考えると、そう簡単にテレビ事業ほどに逆転を許すとは思えないし、自動車産業の構造は
家電以上に深い。北米市場だって、そうすぐにトヨタには追いつけないだろう。
だが、こと台数勝負になると今後の伸びは、新興国次第だ。特に中国とブラジルとインド。今、年間2000万台前後の中国は
2020年には3000万台市場になると目され、ブラジル、インドも同様に1000万台クラスになると言われている。となるとここは“これから”
の部分も大きい。この第二期自動車戦国時代。ポイントは守りではなく、攻めなのだ。
私も含め、そこは肝に銘じたい。やはりヘタをするとやられるだろう。
前述「CRADLE」では、このi40の2Lガソリン仕様を3月か4月には全国の「NAFCA」グループ約130拠点で発売する予定だという。
お値段は、3年程度の保証付きで350万円前後。実力を考えると十分悪くないチョイスだ。
気になった方はぜひ一度、試乗してもらえたらと思う。それもまた日本の力を冷静に見つめるいい機会につながるのだ。
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(終わり)