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外国人が昨年、国内で支出した医療費が１億ドルを突破したことを追い風に、医療観光収支が史上初の黒字を記録した。
３１日、中央銀行の韓国銀行の国際収支統計によると、１１年「健康関連旅行」（医療観光）収入は１億１５６０万ドル（１５０２億
８０００万ウォン）で関連統計を取り始めた０６年以来最も多かった。韓国人が治療目的で海外で支出した金額は１億９１０万ドル
（１２３２億８３００万ウォン）。これで昨年の医療観光収支は、６５０万ドル（２６６億９７００万ウォン）の黒字を記録した。初めて医療
観光収入額が支給額を上回ったのだ。
医療観光収入は、０６年には５９００万ドル（６６６億７０００万ウォン）に過ぎなかったが、０８年は６９８０万ドル、１０年は８９５０万ドル
などへ増え続け、５年間で２倍近く拡大した。反面、内国人が治療目的で外国で使ったお金は、０６年１億１９１０万ドル（１３４５億
８３００万ウォン）から１１年１億９１０万ドルへ小幅縮小した。この集計は、外国人が入国過程で一定金額以上を両替する時に、
銀行に示す旅行目的やクレジットカードの決済先を土台に作られた。
外国人患者の増加傾向は、保健福祉部の統計からも分かる。福祉部と韓国保健産業振興院によると、１０年基準で国内を訪れた
外国人患者は、８万１７８９人だ。彼らが国内で使ったお金は、医療費（１０７１億ウォン）と観光費（２３７億ウォン）を合わせて、１３０８億
ウォンに達する。医療観光の活性化に伴い、医療分野１１３６人、観光分野３９４人など、１５２９人の雇用が創出されたりもした。
保健産業振興院は、現在の傾向が続けば、１８年は４０万人の外国人患者が、国内を訪れると見ている。この場合、医療費と観光
収入は、１兆５０９０億ウォンぐらいになり、１万６６９１万人の雇用が創出されるものと見られる。
外国人が来院する診療科も多様化している。最初は中国人や日本人が、形成手術やお肌の美容のために、韓国を訪れたが、最近は
重症疾患の患者も増えている。特に、ガンや脳血管疾患、心臓疾患のように、高度の医療技術が求められる分野が脚光を浴びている。
１０年、このような疾患で韓国を訪れた患者は、全体の１２％の９９９３人にのぼる。彼らは医療費収入の半分を越える５５０億ウォンを
支出した。
漢方科、産婦人科、整形外科も人気を集めている。これと共に、「収益性」が高い入院治療の比重が高くなっている。０９年入院患者の
比重は６．５％だったが、１年ぶりに９．８％へ３．３％ポイント増えた。
福祉部の関係者は、「韓流ブームの影響で、多くの外国人が国内の高い医療技術を認め始めた」とし、「最近は中東諸国が特に高い
関心を見せており、海外患者の増加傾向はしばらく続きそうだ」と話した。
東亜日報: FEBRUARY 01, 2012 03:24
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