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[家計負債1000兆ウォン……借金の不感症社会] 2011年度入学生と、1991年度入学生の比較から
アルバイト3ヶ所掛け持ちでも、ローン無しでは大学にも通えない……「先輩の時代とは違います」
20年前の大学生たちは、何ヶ月かだけバイトすれば学費・生活費は十分だったのに
今は20代の22%が借金だらけ―高い授業料・就職難に悩まされ、学生の信用不良者300万人
金融機関の「簡易融資」の誘惑―信用の低下、高金利の貯蓄銀利用、借金でブランド品に過剰消費することも
ソウルの4年制私立大学人文社会科に2011年度に入学したイ某(20)君は昨年、1年生には相応しくな
いほど忙しかった。アルバイトを3ヶ所掛け持って月90万ウォン(約6万1538円)を稼いでいたからだ。
しかし、手元には余り残っていない。節約してはいたが、携帯電話料金(8万ウォン=約5470円)・食費(30万ウォン=約2万513円)
・交通費(4万ウォン=約2735円)など、毎月の生活費が66万ウォン(約4万5128円)にもなったからだ。それでも授業料(350万ウォン
=約23万9314円)と下宿代(50万ウォン=約3万4188円)を両親が負担してくれたので、毎月24万ウォン(約1万6410円)を貯める
ことが出来た。このお金は就職必須コースの登録料に使わなければならない。
彼は「ずっと援助してもらえる立場ではないから、高学年になったら友達のように学生ローンを借りなければならない」と述べた。
同じ学校の20年先輩である1991年度に入学したシン某(40)さんが通っていた頃は違った。
一学期の授業料は平均85万ウォン(約5万8119円)程度で、これまでの物価上昇率(112%)を勘案しても、今の半分以上安かった。
下宿代も20万ウォン(約1万3675円)払えば足りたし、アルバイト1つ(20万ウォン=約1万3675円)だけで、デートも出来たしビリヤードも
打てた。シンさんは、「バイトを数ヶ月すれば、生活費も授業料も心配なかった」と語り、「終日デートして2万ウォン(約1368円)も使えば、
ガールフレンドは贅沢だと言ってくれたという話を聞いた」と続けた。
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11年度入学生のイ君は学生会館で2500ウォン(約171円)のご飯を食べる。91年度入学生のシンさんの頃は1000ウォン(約68円)だった。
最近では8000ウォン(約547円)する映画料金も、当時は2500~3000ウォン(約171円~約205円)だったし、コーヒーも1000ウォン(約68円)
で良かった。
先輩は4年制大学に通うために2888万ウォン(約197万4682円)必要だったが、後輩は8368万ウォン(約572万1655円)必要という計算になる。
190%上がったのだ。物価上昇率の112%を遥かに上回る。
◇20代から債務者人生
最近の20代は親の支えがない限り、以前のように自力で大学を卒業出来ない。従って多くの20代が授業料や生活費の融資を受ける。社会に
初めて飛び込む時に、既に債務を背負って出発することになる。
統計庁の「2011年家計金融調査」によると、昨年生活費調達のために信用融資を受けた20代の世帯主の割合は22.4%と前年11.2%のちょうど
倍に増え、40代(17.1%)・50代(13.8%)を上回った。世帯主だけの調査なのでこの数字だが、他の20代も多くの融資を受けているであろうことは
容易に推測出来る。
京畿道(キョンギ=ド)の或る短大に通うユ某(24)さんは、授業料(約400万ウォン=約27万3502円)を用立てるのに貯蓄銀行2行で借りた。
建設現場で毎月100万ウォン(約6万8375円)を稼ぐ父の仕事が急に切れたためだ。休学してコンビニのアルバイトで延滞利息だけ返してきたが、
とうとう信用不良者になってしまった。
学生ローンを返済出来ず信用不良者となった大学生は2006年から急増し、今は2万9896人(昨年9月基準)に達する。
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弱くなった親世代の経済力が20代の子供を信用不良者に追い込むこともある。
京畿道(キョンギ=ド)南揚州(ナム=ヤンジュ)に住むチュ某(28)さんは、2年前に貯蓄銀行やローン会社から1200万ウォン(約82万505円)を
借りた。信用状態が悪いため融資が受けられない父の代わりに自分の名義を使ったのだ。融資金で父が経営するレストランのインテリアやメニューを
リニューアルしたが赤字は変わらなかった。借金は3000万ウォン(約205万1262円)にまで増え、彼は大学4年生の昨年の春、信用不良者に転落した。
朝鮮BIZ(2012/01/31 03:03)
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