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∞選挙人登録ラストスパート
韓国の第19代国会議員選挙(4月11日)のための在外選挙人登録の締め切り日が迫っている。投・開票
日のちょうど2カ月前の来月11日がその日で、残すところ2週間余り。各地民団では団員に対する呼びかけ
を強めるとともに、地域ごとに声をかけ合い、連れだって登録するよう指導している。バスなどを確保して、
高齢者を中心に集団で行うケースも増えている。もちろんその費用は、団費からの捻出もしくは個々人の
負担だ。
■□各地民団 呼びかけも多彩に 誘い合い支え合い…高齢者に配慮バス手配も
「京都から、ソンゴパラム(選挙の風)です。風を吹かせるためにバスでやってきました」。民団京都の
王清一団長は21日、37人の登録申請者とともに駐大阪総領事館に入った。そのときの言葉だ。29日に
は第2陣が駆けつけるという。
同乗者の金宝熙さん(82)が、「私も韓国の選挙に投票できる。候補者たちの政見をよく勉強して、自分
の気持ちをしっかり持って投票したい」と言えば、徐琴子さん(80)も「投票が楽しみ。今からわくわくして
いる」と話す。
民団右京支部職員の金敬南さんは「日本にきて30年と少し。韓国でも選挙に参加していない。在日韓国
人の立場から国政に参加できるとは。本当にうれしい」と語った。
この日、大阪総領事館には金剛学園の教師7人の姿もあった。登録を終えた金博之先生(数学)は、
「初の国政選挙に緊張している。でも、参加する資格ができて光栄だ」と述べ、「学校の授業で生徒たち
に、今回の選挙について話している」とも。
鄭徳浩先生(日語)は、「初めて本当の韓国人になった、国に認められた、そういう感じ。在日韓国人は
今まで、中途半端だった。この権利は国民の権利としてもらえた。大切にしたい」と感慨深げな面持ちだった。
■学校で案内も
「学校では保護者にも、選挙人登録の案内をしてきた」と言う張英子さん(小学校教頭)は、「私自身、
記念すべき登録となった。これまで生きてきて、初めての選挙。これから、ホームページなどで、各政党
の考えを調べたい」と意欲的だ。
全国各地の民団本部・支部でも、マイクロバスや乗用車に分乗しての集団登録が進んでいる。民団
福岡では、隣接する八幡支部と門司支部が合同でバスを確保した。民団宮崎は、新年会としてバスハ
イキングを企画し、その際にまとまって登録する。
民団埼玉では「各支部の新年会を回りながら登録を呼びかけてきた。個々人ではなかなか行かない
ので、各支部で日にちを決めて5人とか10人の単位で一緒に行くよう勧めている」(景民杓団長)。県北
支部では熱海旅行があり、帰りがけに参加者がこぞって登録する。
山梨には貴金属業に携わる新規定住者が多い。「彼らは国外不在者申告なので郵送で登録できるの
に、関心が盛り上がっているとは言えない。国会議員選挙ではなく、大統領選挙なら投票したいという
考えだ」(金義紘民団事務局長)。「それでも、40人ほど登録した」
■独自のPRで
民団広島の場合、独自のPR作戦を展開してきた。登録申請のための広報物を入れたポケットティッシュ
を2万個用意し、団員に直接手渡すのをはじめ韓国料理店などに配布した。また、地元のブロック紙「中国
新聞」に働きかけ、在外選挙制度に関する記事を掲載してもらった。
>>2以降に続く
ソース:(2012.1.25 民団新聞)
URLリンク(www.mindan.org)
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