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韓流に続き、海外で韓国語学習ブーム
海外の韓国語教育機関、今年90カ所に拡大
K‐POPや韓国ドラマなどの韓流ブームに続く「ハングルブーム」を追い風に、
海外の韓国語・韓国文化教育機関「世宗学堂」が設置箇所を年内に90カ所に増やす見通しだ。
文化体育観光部(省に相当)と韓国語世界化財団(宋享根〈ソン・ヒャングン〉
理事長)は26日、海外で韓流ブームに続き、韓国語学習に対する関心も高まって
いることから、上半期に中国やドイツ、トルコ、ペルーなど12カ国・15カ所で
世宗学堂を新たにオープンすると発表した。
これにより、世宗学堂は発足から6年目にして34カ国・75カ所に増える。地域別では、
中国(17)、ベトナム(5)、フィリピン(4)などアジアが51カ所、ロシア(3)、
英国・フランス・ドイツ(各2)など欧州が12カ所、米国(4)、カナダ・アルゼン
チン・ペルー(各1)と北米・南米が7カ所、アフリカが4カ所、オーストラリアが
1カ所となっている。また、下半期に15カ所が追加され、年内に90カ所に増える見通しだ。
世宗学堂は2007年、フランスのアリアンス・フランセーズ、ドイツのゲーテ・
インスティトゥート、中国の孔子学院などと同様に、韓国語教育を代表する機関、
文化ブランドとして発足した。通常は在外文化院や現地の大学などに設置し、
韓国政府と韓国語世界化財団が運営費や教材、教師の教育などを支援する。現地で
韓国語学習ニーズがあり、教師や教室などが確保できた場合に限り、審査を経て
設置される。設置数は発足1年目の07年は10カ所、08年は15カ所、09年は16カ所、
10年は22カ所、11年は60カ所と、急速に増え続けている。
設置申請の件数も、昨年上半期の14カ所(10カ国)から、下半期には43カ所
(18カ国)に増えた。今年上半期にも38カ所(16カ国)が申請した。
韓国語世界化財団は、15年までに世宗学堂を500カ所に増やす計画だ。これに
向け、今年初めて海外20地域に韓国語専門教師20人を試験的に派遣する。
将来的には、韓国語教師の資格所持者の海外就職チャンスがさらに広がるものと期待される。
一方、民族固有の言語を表記する文字としてハングルを採用したインド
ネシアの少数民族、チアチア族を対象にした世宗学堂も30日にオープンする。
全炳根(チョン・ビョングン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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