12/01/26 12:47:08.29
世界中のメディア関係者を前に、あるアジア人が日本の家電メーカーを強烈に挑発していた。
「日本はあまりにも先に進んだため、今は力が抜けてしまったようだ」
発言の主は、韓国サムスン電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長。1月上旬、米ラスベガスで開催された世界最大規模の家電見本市
「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、日本企業のブースを見て回った後、こう言い放った。
パナソニックやソニーにとっては屈辱的な言葉だが、CESでは李会長の感想通り日韓の注目度は明らかに差が開いていた。
「日本メーカーの説明会に出られなくても、サムスン、韓国LG電子には何とか出席したい」と複数の海外メディアも異口同音に
本音を漏らす。CES開幕前日の9日に行われたサムスンの会見には、世界中の報道関係者らが会場入り口前に数百メートルも
続く長蛇の列を作った。
サムスンは、次世代テレビの「本命」と言われるスマートテレビの展示などに注力。アルバムのようにテレビで子供の成長や旅行風景
のデータを編集できる機能など多彩な独自コンテンツを猛アピールした。日本メーカーの幹部も「韓国メーカーの威力にはついて
いけない」と厳しい表情で語った。
韓国勢は日本メーカーを引き離す“隠し球”も披露した。
わずか4ミリの薄さの液晶に映る細密画のような美しい風景。LG電子が記者会見で、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビ
では初となる55型の試作品を公開した瞬間、嵐のような拍手が起きた。続くサムスンも同様の発表をして注目を浴びた。
一方、韓国2社の後を追うように、パナソニックも来年度以降の有機ELテレビの商品化を宣言した。しかし、まだ試作品は公開
されておらず、「テレビ事業の赤字にあえぐ中、製造方法の異なる有機ELテレビがすぐに作れるとは思えない」と関係者からは厳しい
意見が飛ぶ。有機EL参入を明言した当日、パナソニックの株価が下落したのも同社の焦りが投資家に透けて見えたのだろう。
有機ELの事業化には製造の難しさとともに莫大(ばくだい)な設備投資が必要となる。サムスングループは2012年の投資総額に
過去最高となる3兆円余りを投じる計画を発表したが、日本メーカーにそこまで圧倒的な資金力はない。
「今後、消費者にとってテレビ=スマートテレビとなっていくのでは…」
CESから帰国したパナソニックの大坪文雄社長はこう振り返った。
言い換えれば、スマートテレビというだけでは売れず、中身のエンターテインメント性などで勝負する時代が近づいている。コンテンツの
オリジナリティーを磨かないと、日本発のスマートテレビは今のテレビのように赤字を垂れ流すだけの汎用(はんよう)製品となる危険性
すらある。
■有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビ
電圧をかけると発光する有機物を利用したディスプレー。バックライトを使わない自発光方式のため、薄くて軽く、高精細な画像が
楽しめる。低消費電力で薄型テレビの主力になるとみられているが、コスト高や寿命の短さが課題になっている。
ソース(MSN産経ニュース)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
写真=CESで展示されたサムスン電子の55型有機ELテレビの試作品
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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