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コピー商品1500着を少年院などに寄付=ソウル地検
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ソウル中央地検は、押収した衣料品1200着に「Top-Korea」というタグを付け、少年院などに
寄贈した。写真は、押収後に「Top-Korea」のタグが付けられた衣料品。/写真提供=ソウル中央地検
ソウル中央地検の証拠物課のチョン・ヒョン、チョン・ジェミン両捜査官は昨年10月、倉庫に
保管されているコピー商品を調べていた際、最近若者の間でブームを呼んでいるブランド「THE
NORTH FACE」(ザ・ノース・フェイス)をコピーしたダウンジャケットを見て「もったいない」と
思った。その瞬間「ソウル税関では恵まれない人の支援に使うと言っていたのに【※←意味??】、
あのコピー商品はどうしても焼却処分しなければならないのだろうか」という思いがよぎった。
すぐに証拠物課の内部会議が開かれ、偽造された商標の部分を取り、その上に新たなタグを
付け、恵まれない人々の年末年始助け合いに使うことが決まった。そして、各職員が一つ以上、
新しいタグの図案を考えて提出、その中からカン・スジン捜査官が「超一流大韓民国」という
意味を込めて作った「Top-Korea」というタグが選ばれた。
新図案が出来上がると、事は一気に進んだ。検察の押収物事務規則第36条に「検事が必要だと
認めた際は、押収物について相当の処分をすることができる」とあるため、押収物を寄贈しても
法的な問題はないことも確認した。
服にタグを付ける費用(1着約1500ウォン=約100円)は、押収物の焼却処分費用として策定
されている予算で十分賄えた。それ以来、証拠物課の職員約10人は押収物倉庫でコピー商品の
タグの「THE NORTH FACE」という部分を切り取り、そこに「Top-Korea」というタグを付ける
作業をしている。12月末までに偽のダウンジャケット1000着とTシャツ500着が「Top-Korea」に
生まれ変わった。
ソウル中央地検は5日と6日、こうして再生させたコピー商品500着を、法務部(省に相当)
犯罪予防政策局が推薦した大田、春川、安養少年院(ダウンジャケット300着)と、保護観察所
(200着)に寄贈した。また、身寄りのない一人暮らしのお年寄り、無料給食配給対象者、東南
アジアの地震・洪水被災者にダウンジャケット200着とTシャツ500着を送った。
検察関係者は「服を渡す際は覚書を取り、寄贈された服が別の用途に使用されないよう予防
措置を取った。受け取った人々は本当に喜んでいた」と話している。
ユン・ジュホン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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