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2012年01月20日10時32分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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室伏広治(左)と伊良部秀輝。
08年の日本プロ野球クライマックスシリーズで1試合に14奪三振、11年
シーズンは18勝に276奪三振。背が高くバランスのとれた体格にエキゾチック
な容貌、さらに球速が150キロといえば、誰のことか気になるはずだ。さらに
名前が「ダルビッシュ有」なら、助っ人を連想するかもしれない。
イラン人の父と日本人の母の間に生まれたこの25歳の青年は、誰が見ても
日本人らしくない。しかし彼は厳然たる日本人であり、日本野球のプライドだ。
松坂大輔を超える威力的な直球と切れのある変化球に、野球ファンは歓呼と喝采を
送る。何よりも猪突的な勝負欲から、日本人は失われつつある根性を見いだす。
もしかすると彼の出身高校(東北高校)から、東北大地震の悪夢から抜け出せる
という希望を見たのかもしれない。
変化を渇望する日本人にとって、ダルビッシュは適時に現れた時代のアイコン
だった。彼を扱った漫画が多くの青少年に読まれているという点はこうした事実を
間接的に伝えている。人と違った名前と容貌がむしろ変化と挑戦の象徴に変わる
という逆接に、ダルビッシュのアイデンティティーがある。
しかし最初からダルビッシュが日本社会の主流にいたわけではない。大阪の
多文化家庭で生まれ、東北高校を経て、日本ハムのマウンドに立つまで、彼にも
過酷な通過儀礼があった。高校3年の時、喫煙している写真が雑誌に掲載されて
停学処分を受け、卒業式にも出席できなかった。責任ある社会構成員になるため
には個人の才能とは別に義務が伴うという痛恨の教訓を得た後、ダルビッシュは
誰よりも多くの寄付と社会貢献をしている。
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