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JANUARY 20, 2012 08:25
「ニュースを見れば、高官や金持ちの不正に関するニュースばかりですね。実際はさらに多い
でしょう。(中略)子供を軍隊に送らず、長官や次官を任命する時は、不正に関わっていない
人などいないし…。我が国は本当にめちゃくちゃなんですよ」
企画財政部(財政部)が学界などの専門家19人に依頼した集団的深層面接調査(FGI)の
なかで、一般人たちが明らかにした「韓国の公正性」を巡る回答だ。指導層の道徳性の低下に
よる公正性の毀損は大変深刻なレベルであり、今後もあまり好転しないだろうと言う研究結果が
出た。
財政部が19日発表した、「20年、韓国社会の質的水準の強化に向けた未来研究」と題した
報告書によると、昨年、指導層の道徳的責務である「ノブレス・オブリージュ」レベルは、
中間値の5にはるかに及ばない2.67(10点満点)に過ぎなかった。20年もこのレベル
は4.48に止まるだろうと予測された。指導層の遵法水準は、11年の3.17から20年は
4.38、政府・財界・官界の透明性は2.5から4.2へとそれぞれやや高まるものの、依然、
低いレベルに止まるものと予想される。
同報告書は、「社会指導層の問題は、現在の深刻さを超え、未来もあまり期待できないという
懐疑的な見方が広まっていることを示している」と明らかにした。
指導層への不信は、社会全体が公正ではないという考え方を拡大させている。11年は3.5に
止まった階層間移動可能性水準は20年も4.05に止まり、悲観的と見込まれている。
研究の責任者である国民(クンミン)大学のチェ・ハンソプ教授(社会学)は、「社会指導層が
率先して、他人を配慮し、法律を遵守する姿勢を持とうとする認識の転換が必要だ」とし、
「法曹や医療界などの集団エゴ文化を打破できる社会的制度を構築し、公正性を期すべきだ」と主張した。
一方、韓国の経済危機の克服能力水準は、11年の10点満点中5.57点から、20年は
5.31点へと下がると見込んだ。我が経済への脅威要因として、潜在的成長率の持続的な
下落、低い設備投資率や技術革新、斜陽産業の構造調整の遅れなどを取り上げた。
国内総生産(GDP)比福祉支出の割合は8.3%(11年)から12.8%(20年)へと
増加し、社会安全網は強化されるだろうが、持続可能な福祉に向けた財源調達が問題と指摘された。
少子高齢化は、政府の強力な政策を受け、やや進み具合は遅くなるものの、老父母への扶養意識の
弱化や離婚率の増加などを受け、家族解散は激しくなるだろうと見込んだ。
URLリンク(japan.donga.com)