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仏ブランド「ロンシャン」の製品に類似の鞄、1000個を顧客に贈呈
百貨店「類似しているのは知っていたが、偽造品ではないと判断して提供した」
国内の有名百貨店の謝恩品が贋物論争に包まれた。現代百貨店は、海外有名ブランドが国内販売中の鞄と機能・デザインが類似した品を
造って顧客謝恩品として配布した。現代百貨店は「謝恩品自体には問題はない」と判断している。ロンシャン側が内容証明で問題提起をした
後に法律の検討をした結果、特許権・意匠権・創作的表現などに対する問題はないとの専門家判断を聞いて、謝恩品を提供したという立場だ。
業界によると、現代百貨店は13日から15日までの3日間、狎鴎亭（アックジョン）本店で30万ウォン（約2万153円）以上購買した顧客を対象に、
謝恩品提供の行事を行なった。百貨店は謝恩品についてインターネットサイト（クーポンのコーナー）で、「指先に輝く誇り―プレミアムトラベル
バッグ」と紹介して広報した。
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▲現代百貨店が謝恩品として提供したバッグ
しかしこの謝恩品が、フランスのブランド「ロンシャン」で販売中の製品と様々な点で類似しているため論争が起きている。
先ず、両製品の基本的なコンセプトが同じだ。使用しない時は完全に畳めて、使用する時には簡単に組み立てる。
外見もよく似ている。バッグを畳んだ時の姿や展開したときの様子は、双子と言っても過言ではない。持ち手部分と持ち手の固定部分を革（謝恩
品は人工皮革）で重ねた様子や、鞄の端の部分の姿までも両製品は瓜二つだ。
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▲百貨店で販売されているロンシャンの製品
ロンシャンのこの製品は現在、有名百貨店などで29万ウォン（約1万9482円）で販売されている。現代百貨店は、これに類似した製品を謝恩行事
として1000個以上を配布した。
某百貨店で正規品を販売している店員は、「この謝恩品は本物と似ているというレベルではなく、ほぼ同じ製品のように見える」とし、「まさか国内
有名百貨店がこんな贋製品を堂々と顧客に配布したなんて驚きだ」と舌を巻いた。
最近、現代百貨店を利用したイ某氏（31歳、主婦）は「百貨店に出かけたら、最近購入した鞄と同様の製品を謝恩品として提供しているのを見て
驚いた。30万ウォン近く出して買ったのに贋物のような気がして気持ちが良くなかった」と話した。
現代百貨店側は、贋物であるとは認めていない。
百貨店の関係者は「両製品は外形の大きさが似ていることは認める」としているが、「だが使用素材も違っており、スーツケース形状としては一般的
デザインなのだから、ロンシャンのコピー品だと見られるのは心外だ」と主張した。続けて「11日にロンシャン本社から製品リサーチを請け負っている
会社からの内容証明を受け、これらの事実を知ってはいた」としたが、「しかし法律検討後、問題がないという判断により謝恩品を配布した」と話した。
更に彼は「感謝祭で提供される謝恩品は、2年前に某免税店でも謝恩品として提供されていた」とし、「鞄納入業者から最近人気を集めている種類の
一つだと説明を受け、謝恩品として採用した」と付け加えた。
これに対しロンシャン側は、現代百貨店の謝恩品が「意匠や機能などを盗用して、自社製品のイメージを失墜させた」と判断、法的対応に乗り出す方針だ。
数年前にロッテ百貨店が、国内企業が特許を持つ製品の模造品を謝恩品として提供して摘発されたことがある。
海外有名ブランドを模倣した製品を謝恩品として配布したのは今回が初めてだ。
イーデイリー／韓国語（2012/01/18 07：49）
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この元になったロンシャン（longchamp）のバックは、多分「ル・プリアージュ」シリーズ。
持ち手の特徴的なデザインと、何より「使わない時にはコンパクトに折り畳める」というコンセプトが共通。