【中国】北極で濃さ増す中国の影~豊富な資源と有望な航路…北極の地政学-中国はいま某国で[01/15]at NEWS4PLUS
【中国】北極で濃さ増す中国の影~豊富な資源と有望な航路…北極の地政学-中国はいま某国で[01/15] - 暇つぶし2ch1:水道水φ ★
12/01/15 21:58:57.54
∞中国はいま某国で
∞北極で濃さ増す中国の影

北極に寄せる関心を北京が露わにするにつれ、利害をもつ各国に波紋を呼んでいる。北極圏は第1に
資源の宝庫、第2にその海が有望な航路となり得る。海の氷は融けつつあり、期待の眼は北の海に向
く。

 関係国が先住民などを巻き込み、利害調整とルール作りのため作った仕組みに北極評議会(AC)な
るものがある。この先、開発案件のあれこれをめぐって思惑渦巻く交渉舞台となるのが必定のACは、
参加資格が3段階だ。

 決議権をもつ正式理事国と、発言だけできるオブザーバー国。それからオブザーバーにしてくれと
申請中の国という範疇があり、ここに属しても一部会議に出ることができる。

 中国が、第3の範疇に加わったのは2006年のこと。米、露、加とノルディック各国の8国からなる理事
国総意の承認が必要で、オブザーバーへの道は遠い。だが挙手し続ける限りACに影響を及ぼせる。
かつその資金力と消費国としての存在感は、デンマークなどを北京へなびかせつつある。

 新たに国産砕氷艦を1隻追加するのだとか、ロシアの資源を大量引き取りするつもりだとか、中国
の挙動が北極をめぐって注目を集めるのである。

■北極の地政学変える 初夢で見る25年後

 新年号でお見せする夢として好適かどうかはともかく、四半世紀後、北極地政学に起きていたとし
て驚くべきでない変化とはどんなものだろうか。

 グリーンランドは、デンマークから独立している。手つかずだった膨大な油田の採掘を担うのは中国
国営石油会社。北京は独立時に資金を助けて採掘権を得、艦船の寄港を認めさせた。

 アイスランドには中国のインテリジェント倉庫がある。そこから欧州、米国の最終消費者に、中国企業
は即座に供給できる。誰より早く中国を北極海へ導き入れたアイスランド(10年10月号本欄参照)はまだ
NATO(北大西洋条約機構)の成員だが、軍事同盟はとっくに形骸化、首都レイキャビクで中国人水兵
の姿をよく見る。ここも中国軍艦船の補給地だからだ。

 中国が輸入する石油、天然ガスの3割は、もはや「北から」になった。ロシアで長い政権を続けたプー
チン大統領は任期中2隻の空母を就航させ、1隻を日本海の基地に配備した。経済では中国に大きく
依存するが、対中交渉力を残しておきたいからだ。

 日本海は様変わりしている。朝鮮半島北部の港・元山は事実上の中国海軍基地だ。日本海から津軽
海峡か宗谷海峡を抜け北極海へ向かう中国商船隊を、元山の艦船・潜水艦が守る。韓国に加担し中国
が国連を動かした結果、海はいま公式に「東海」と呼ばれる……。


>>2以降に続く

ソース:WEDGE Infinity(ウェッジ) 2012年01月12日(Thu) 谷口智彦
URLリンク(wedge.ismedia.jp)
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