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∞北、金正恩の生母・高英姫を偶像化
北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長の生母、高英姫(コ・ヨン
ヒ)を偶像化する作業に取り組んでいる。
その間、高英姫への言及を極度に避けてきた北朝鮮は、金正恩の誕生日として知られる8日、記録
映画で高英姫に初めて公式的に触れた。 続いて最近、労働新聞では突然、ある在日同胞女性の人生
史が掲載された。 在日同胞女性が北朝鮮に移住してきた過程と金正日(キム・ジョンイル)体制下で恩
徳を受けて暮らしてきたという内容が中心だ。
「50余年の歳月の中で見た朝鮮」と題して伝えられたこの女性の話は、労働新聞11日付に第1編が
掲載された。 「慣れない異国だった朝鮮を今日、私の祖国だとためらいなく呼ぶようになったのは何の
ためか」と始まる文章は、北朝鮮の男性と結婚するまでにいたる過程を伝えている。
続いて13日に掲載された第2編では、本格的な人生史が展開された。 「父親の首領様が築いて、偉大
な将軍様がしっかりと守っていく社会主義制度、人民が主人の世の中が、どれほどよいものかを胸いっぱ
いに感じた」「(日本を訪問した時)大学の同窓は、朝鮮で産んだ2人の息子と2人の娘の全員を国が責任
を持って無料で大学の勉強までさせてくれたという私の話を聞いて、とても感嘆していた」など、北朝鮮体
制を称賛する内容が含まれている。
また「深く信頼してきた偉大な将軍様が逝去されたという思いがけない悲報に、在朝日本人女性たちは
痛哭した」とし「今日の私たちにはもう一人の運命の太陽がいらっしゃる。 偉大な将軍様そのままの敬愛
なる金正恩同志」という内容で終わる。
北朝鮮住民は在日同胞を「チェッポ」という蔑称で呼んでいる。 在日同胞が党や軍の幹部のような要職
に任用されることは不可能に近い。 それだけ在日同胞は北朝鮮内で蔑視される存在だ。
こうした中、在日同胞女性が労働新聞に堂々と登場して北朝鮮体制を称賛するのは、生母の高英姫
の偶像化作業と密接な関係があるとみられる。
金正恩にとって、在日同胞で万寿台(マンスデ)芸術団の舞踊家という高英姫の出身は致命打だった。
北朝鮮は金正恩が後継者に指定されてから3年間ほど、高英姫に一度も言及しないほどだった。対北
朝鮮メディアは「高英姫の出身が北朝鮮に知られれば大変なことになるかもしれない」という住民の話を
伝えたりもした。
高英姫は1960年代の在日同胞北送当時、済州道(チェジュド)出身の父について北朝鮮に渡った後、
万寿台芸術団舞踊家、別名「喜び組」で活動した。 1970年代半ばに金正日に気に入られた高英姫は
同居を始め、金正哲(キム・ジョンチョル)・金正恩兄弟と娘キム・ヨジョンを産んだ後、04年に乳がんの
ためフランス・パリで死亡した。
金正日の元料理人の藤本健二氏は「女性遍歴が激しかった金正日が高英姫に会った後に落ち着いた」
というほど、高英姫は金正日から格別な愛情を受けた。
金晋希(キム・ジンヒ)記者
ソース:中央日報日本語版 2012年01月13日15時14分
URLリンク(japanese.joins.com)
画像:金正恩(キム・ジョンウン)の生母、高英姫(コ・ヨンヒ)
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