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見るだけでなく踊りたい。韓流ブームの発信地・新大久保でKポップ専門のダンスサークルが、日本人の若い女性たちで盛況だ。
その名も「SOB48」。ヒットチャートを席巻するAKB48にあやかりながら、少女時代やKARAなどKポップグループになりきる。
「もっと腰を入れて!」
新宿区の大久保地区にある貸しスタジオでダンス講師の厳しい声が飛んだ。
レッスンを受けていたのは20~30代の10人の女性たち。少女時代のヒット曲「The Boys」にあわせて踊る。だが、曲のテンポが速く、
一拍を刻む間に細かい動きがある。講師の動きについて行こうと女性たちは必死の表情だった。
ダンスはこれが初めての会社員の丹生夕貴さん(25)は、「少女時代のダンスはかわいくてかっこよく、あこがれます」と話す。保育士
仲間で参加した鈴木葉子さん(28)と川村智子さん(26)も「DVDをまねして踊っていたけれど、やっぱり完璧に踊りたい」と参加の
動機を語った。
レッスンを開く「SOB48」は、「日本最大のKポップダンススクール」と触れ込む。秋葉原のアイドルから国民的人気グループへと脱皮
を遂げたAKB48をまねて、新大久保(ShinOkuBo)からのダンス文化発信を目指す。
コンサルティング会社に勤務するリンクスさん(31)=本名非公表=が、「SOB」の代表とプロデューサーを務める。Kポップが本格的に
流行する前の2008年から、趣味で日韓文化の交流会を開いていた。少女時代やKARAら女性グループの相次ぐ日本進出が話題
となっていた10年9月、初めてダンスレッスンを開いた。料金は4回で5千円と手頃な値段に設定し、毎週1度のレッスンは、これまでに
延べ2000人が参加した。最近はキャンセル待ちが出るほどの人気だ。
メンバーたちはレッスンを受けるだけではなく、ステージにも立つ。新大久保のライブハウス「Seichi(聖地)」が拠点で、毎週のように
開かれているKポップのカバーダンスイベントにノーギャラで出演している。素人とはいえ、衣装や照明、音楽などの演出はプロさながら。
常連客を楽しませている。発表の場があることが、彼女たちの情熱を後押しする。
SOBのレッスンを受けた小宮範子さん(28)は会社で働きながらダンスチーム「mode A」の活動を続ける。「ダンス抜きの人生は
考えられない。完璧を目指したらきりがないが、やれるところまでやってみたい」と熱く語った。
韓国大衆文化ジャーナリストの古家正亨(まさゆき)(37)は「Kポップは、素人が完全にコピーするのはとても難しいのですが、
KARAの『ミスター』はヒップダンス、T-ARA(ティアラ)の『Bo Peep Bo Peep(ボピボピ)』は猫ダンスなど、曲ごとに分かりやすい動きが
あるのが(振り付けの)特徴です。自分でもすぐ踊れそうに見え、練習を積めばそれだけ上達できると思える。その達成感こそが魅力」
と話す。
ソース(東京新聞 1/11付 28面 「TOKYO発」)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
SOB48 Official Channel ※動画多数あり
URLリンク(www.youtube.com)