12/01/07 13:38:42.23
1年間にわたり学校でいじめと暴行を受けてきたソウル市江西区内の中学1年の男子生徒A君(13)
は、警察の事情聴取に対し、これまで誰にも語らなかったいじめの実態を明らかにした。A君は
ズボンを脱がされ、性器に電気ショックを加えられたと証言したほか、いじめグループは教室
でほかの生徒が見守る中、A君に性行為のまねをするよう強要したという。A君は、5日に行わ
れた警察の事情聴取で4時間にわたり、これまでに受けた被害の実態を語った。1年にわたるい
じめの記録をつづった自身の日記にすら書けなかった行為の数々だ。
■性器に電気ショック
A君に対する性的ないじめは、放課後にクラスメートのB君(13)の家で行われたという。B君の
両親は共稼ぎで、ほとんど家にいなかった。
A君はC君(13)にズボンとパンツを脱がされ、文房具店で購入したおもちゃのスタンガンで性器
に電気ショックを加えられたという。使用されたのは乾電池で動くスタンガンで、成人でも苦痛
を感じるほどの衝撃を受けるという。A君は「自分が大声を上げたり、震えたりするのを見て
気分良さそうに笑っていた」といじめグループの様子を語った。A君はC君と二人きりにさせられ、
ズボンを脱がされた上に性的ないじめを受けたという。また、C君ら加害生徒7人は、休み時間
に性行為のまねをして、A君をいじめた。A君は「女子生徒がいる前でも性行為のまねをさせら
れた」と話した。
■学校と加害生徒の保護者、誠意なき謝罪
A君が警察の事情聴取で、これまで明かさなかったいじめの実態を語ったその夜、A君が加害者
として名前を挙げた生徒の保護者らがA君宅を訪れた。保護者らは花束のほか、ケーキに「子供
たちが仲良くなることを願っています」と書かれたカードまで添えて持参した。「本当に悪か
った。許してほしい」という内容の手紙も渡された。だが、A君の父親(49)は「絶対に和解
しない。加害者は法律に従って処罰されるべきだ」と怒りをあらわにした。加害生徒の保護者
の1人は、A君宅を訪れた後「(自分の子供が加害者だという事実を)認めて謝罪したわけでは
ない。うちの子はやっていない」というニュアンスでいじめを否定した。
1日前の今月4日には、中学校の校長(54)もA君の家を訪ねた。A君の父親は「ズボンを脱がされ、
性器を触るなどの行為が子供のいたずらとはどういうことか」と責め立てると、校長は頭を下げ
「申し訳ない」と謝罪した。そして「いつから知っていたのか」との問いには「1学期半ばに
報告を受けた記憶がある。それほど深刻な状況になっているとは知らなかった」と答えたという。
■「かつあげ」強要し、仕返しの暴力も
ソウル市麻浦区のS中学校では、中学2年の男子生徒3人が下級生にほかの生徒を恐喝するよう
強要し、金銭を奪い取っていた事実が判明した。
麻浦署によると、加害生徒は昨年10月から最近まで、1年生の男子生徒(13)ら2人にほかの生徒
を恐喝するよう指示した上、暴行して金銭を巻き上げた疑いが持たれている。加害生徒はこの事実
が被害生徒の保護者に知れると、加害生徒の友人に仕返しの暴力を加えていた。被害生徒の
父親は今月2日、恐喝行為の現場で加害生徒を注意した。しかし、加害生徒は翌日、被害生徒
の友人を呼び出し「大人は怖くない。○○(被害学生)を連れて来い。殺してやる」などと言って、
暴行を加えたという。被害生徒の父親と加害生徒の父親が4日に喫茶店で会い、口論の末、
小競り合いになったのを機に、警察が一連の事実関係を把握するに至った。
イ・ジェジュン記者 , クァク・レゴン記者
朝鮮日報 2012/01/07
URLリンク(www.chosunonline.com)