11/12/30 14:35:20.22
男性は胃がん、女性は甲状腺がんが最多
2009年に年間19万人が発症、5年生存率62%
米日など先進国を上回る
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韓国人の平均寿命は81歳前後で、がんになる確率は36.2%であることが分かった。つまり、81歳まで生きる人の
3人に1人ががんになる計算ということだ。
がんの発生は年々増えているが、その治療法も発達し、韓国のがん患者(有病者)数は80万8503人に達した。
韓国人の60人に1人ががんと闘いながら生きていく「がんと共生する時代」になったのだ。特に、65歳以上の高齢者は
17人に1人ががんと診断された経験があった。
保健福祉部(省に相当)と国立がんセンターの中央がん登録本部が29日に発表した国家がん登録統計によると、
2009年の1年間に新たに発症したがん患者は19万2561人(男性9万9224人、女性9万3337人)で、08年より6.7%、
10年前の1999年に比べると90.6%発症者が増えたとのことだ。
平均寿命まで生存してがんを発症する確率は、男性(平均寿命77歳)は5人に2人(37.9%)、女性(平均寿命84歳)は
3人に1人(32.7%)の割合で、男性の方が発症確率が大幅に高かった。この統計は今年初めて算出された。男性は胃がん
(9.1%)、女性は甲状腺がん(7.9%)を発症する可能性が最も高かった。
09年のがんの発生頻度は、男性は胃がん・大腸がん・肺がん・肝臓がん・前立腺がんといった従来の5大がんの順で、
女性は甲状腺がん・乳がん・大腸がん・胃がん・肺がんの順に多く発生、初めて大腸がんが胃がんを上回った。
がんの発生年度別推移を見ると、99年から09年までのがんの発症件数は全体で年平均約3.4%増加し、男性(1.6%)
より女性(5.5%)の増加率の方が高かった。同期間で男性は甲状腺がん(年平均25.6%)、前立腺がん(13.2%)、大腸がん
(6.7%)などの増加傾向が高く、女性は甲状腺がん(25.4%)、乳がん(6.3%)、大腸がん(5.1%)などが増えていた。女性の
肝臓がん(マイナス1.5%)、子宮頸がん(マイナス4.4%)は減少する傾向にあった。
がんセンターは「甲状腺がんの発見が増えたのは、超音波による早期診断が可能になったためだ。大腸がんの増加は、脂肪の
多い食べ物を食べ、食物繊維の摂取量があまり多くない西洋式の食習慣の普及と関係があると見られる」と分析している。
がん治療法も飛躍的に発達している。05年から09年まででがん発症を確認した患者の5年生存率は62%で、ほとんどの
がん治療率において米国・カナダ・日本といった先進国を上回った。特に、女性患者の5年生存率はすでに70%を超えている。
これに伴い、がん有病者に対する国の管理対策が必要だとの声が上がっている。国立がんセンターのイ・ジンス院長は「5年
以上の生存者が増えていることから、がん治療だけでなく、がん患者の生活の質に関心を向けるべき時期になった。例えば、
胃がんの手術を受ける患者は、栄養管理やリハビリが不可欠。乳房やリンパ節を切除した患者は腕のむくみで生活に大きな
支障を来すが、こうした患者をケアする社会的なシステムを作らなければならない」と語った。
金徳翰(キム・ドクハン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2011/12/30 13:53
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