11/12/28 10:20:05.00
ソース(日経ビジネス 12/26・1/2合併号 28~31ページ)
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
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食品売り場には韓国製品が並び、家電量販店では米国製品が脚光を浴びる―。日本に大きな被害をもたらした東日本
大震災は消費のあり方も変えた。国内のメーカーが停滞する陰で、海外勢の存在感が増してきたワケとは―。
その異変は2011年秋に起きた。「マーケットオー リアルブラウニー」。この聞きなれないブランドの商品が突然、クッキー・ビスケット
分野で売り上げ首位に躍り出た。
写真=「マーケットオー リアルブラウニー」(公式HPより)
URLリンク(www.orion-japan.com)
「オレオ」「リッツ」「カントリーマアム」といった超定番ブランドが売り上げ上位を占めるクッキー・ビスケット市場。だが9月以降、
マーケットオーは大型ブランドをすべて抜き、12週連続で首位に君臨(2011年12月11日時点)している。それも販売金額で2位とは
2倍前後の差をつけている(首都圏のコンビニエンスストア250店以上のPOS=販売時点情報管理=データを持つPosBank調べ。
末尾の参考リンク参照)。
製造元は韓国大手菓子メーカーのオリオン。同社は2010年7月、高級菓子ブランドとして韓国で有名なマーケットオーを日本で
発売した。ピンクと茶のパッケージに、レトロな米国風の親子が映る。一見すると米国からの輸入菓子にも見えるが、隣にはハングル
文字が並ぶ。
「どこの国のお菓子?」「分からないけど何となくいいよね」。若い女性2人組が、こんな会話を交わしながら菓子売り場で商品を
手に取っていく。
欧米風輸入菓子のようなデザインとハングル文字のギャップ。パッケージに映るブラウニーが高級感を演出し、思わず手に取る。
「若い女性が欧米の輸入菓子と同じ感覚で買う。まさに狙い通りの売れ方だった」とオリオン日本支社の吉岡健一氏は笑う。
■食卓も「韓流」が席捲
2010年7月、若い女性向けの雑貨店「イッツデモ」で火がついたマーケットオーは、瞬く間にクチコミで売れ始めた。「オシャレで値頃な
輸入菓子がちょっとしたプレゼントに合う。友達用に買っていく人も多かった」(イッツデモ)。この潮流が、2011年のバレンタイン商戦で
一気に拡大。現在は総合スーパーや食品スーパーに商品が箱積みされるほど認知度を高めている。
2011年の食品・飲料の消費の現場を見ると、韓国メーカーの台頭が著しい。
「美容大国、韓国の女性が日常的に飲んでいる」―。このうたい文句で売れた韓国の引用酢「紅酢(ホンチョ)」(大象ジャパン)と
健康茶「とうもろこしのひげ茶」(輸入元はアイリスオーヤマ)。紅酢は当初、年間3億円の販売計画を立てていたが、その8倍の24億円
(2011年度見込み)に到達。2012年度は前年の倍の年間48億円の販売を見込む。とうもろこしのひげ茶も、発売半年後の2011年
4月には出荷量が発売当初の約14倍に、夏には約25倍に達し、清涼飲料市場で存在感を高めた。
アルコールでは、家で飲む缶マッコリがブームになった。主役はサントリー酒類が韓国ロッテ酒類から輸入する「ソウルマッコリ」だ。
2011年3月の発売からわずか2カ月で年間販売計画の35万ケースを売り上げた。他社も追随し、マッコリの市場規模は前年の2倍に
膨れ上がった。
ビール市場でも韓国製の存在感が高まっている。2011年8月にイオンが出したPB(プライベートブランド)のビール「トップバリュー
バーリアルラガービール」は、その代表格だ。韓国農水産物流通公社によると、この1年で韓国ビールの輸入金額は前年比の実に
約32倍に達した。
(>>2以降に続く)
(※参考)POSBANK、売れ筋クッキー。「マーケット O リアルブラウニー」、13週連続1位。人気のワケは?
URLリンク(www.posbank.jp)
前スレッド(★1が立った日時 2011/12/27(火) 23:35:23.22)
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