11/12/26 23:02:47.45
済州島（チェジュド）が‘世界七大自然景観’に確定するようだ。この行事を主管している‘ニュー
セブンワンダース財団’が22日、バーナード・ウェーバー理事長の電子メールを通じて済州島に最
終選定の事実を知らせたという。だが選定基準と過程をめぐる疑惑はますます大きくなっている。
ニューセブンワンダース財団は先月12日、七大自然景観に選ばれた場所を発表しておきながら、
すべてに‘暫定’という但し書きを付けた。済州島の場合、この但し書きを一番最初に外したが、ブ
ラジルやアマゾンなど残り6ヶ所はいまだ暫定のままだ。財団側は暫定選定の後、有効投票の検
証作業を始めた結果、済州島の投票数が多かったので確定したと説明した。その一方で公式確
定は来年1月に先送りし、国家別の有効投票数の集計が終わっていないと弁明した。つじつまが
合わない説明だ。済州島の得票が多く‘暫定’という但し書きをとったと言っているのに、まだ投票
集計を終えていないというのは話がおかしい。
財団が済州島だけ急いで確定した意図は他にもある。財団は電子メールで公式認証の授与式
を済州島で開催し、七大自然景観広報活動も一緒に行おうと提案したという。もちろん費用は済州
道が全額負担しなければならず、財団は済州島がこの提案を受けなければ最終確定を翻す可能
性も示した。
ウェーバー理事長が送った電子メールの性格を電話料金の督促状として見る視点もある。ニュ
ーセブンワンダース財団は七大自然景観を電話と文字の投票で選定する。投票者が発信する電
話料金の相当部分は財団の収入として納められる。重複投票や反復投票を許しており、選定の
公正性は問わない。このような非常識な投票に済州島は今まで行政の電話だけで1億本以上か
け、電話会社のKTに未納になっている料金が200億ウォンを越えることが分かった。莫大な電
話料金をつぎ込んで世界七大景観というタイトルを買収した格好だ。
選定機関の実体がまだ不明という点も問題だ。ニューセブンワンダース財団はスイスで登録さ
れた非営利財団として紹介されているだけで、財団の構成および運営、所在地と電話番号のよう
な基本的な情報さえ公開していない。財団の資金管理は‘ニューオープンワールドコーポレーショ
ン’(NOWC)、広報と行事運営は‘ドゥユレカ’(DEUREKA)という企業が受け持っているが、登録地も
パナマなどの租税回避地域という。何人かの商売人が金儲けの目的で見せかけただけのもので
はないかと疑わざるを得ない。済州島が七大自然景観のタイトルの信頼度を維持するためにも指
摘された疑惑を糾明する必要がある。
ソース：ハンギョレ新聞（韓国語）[社説]疑惑が絶えない済州島‘世界七大自然景観’選定
URLﾘﾝｸ(www.hani.co.kr)
関連スレ：【韓国】 済州島、世界七大自然景観に選定！～世界唯一不滅の歴史を作った[11/11]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)