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金正恩氏 母は在日、最高機密に 口外厳罰、周知の総連危険視
北朝鮮の金正日総書記死去を受け、朝鮮労働党中枢が新指導者の正恩(ジョンウン)氏の母、
故高英姫(コヨンヒ)氏が元在日朝鮮人である出自は正恩氏神格化の妨げになると判断、「最高機密」に指定し、
口外すれば厳罰に処す方針を固めたとの内部情報が23日、判明した。党中枢は事実を知る
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の存在を危険視し始め、関係見直しも検討。北朝鮮の支配の下、
重要な資金源ともなってきた朝鮮総連の位置付けが大きく揺らぐことになる。
内部情報は、北朝鮮の民主化に取り組むNPO「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)が
党中枢部から入手した。党中枢が金総書記死去後、正恩新体制出帆に向けて正恩氏をどう奉っていくか
を協議する中で、方針が打ち出されたという。
高氏は大阪生まれの元在日朝鮮人で、10代前半の1960年代初頭、一家で北朝鮮に渡り、金総書記との
間に三男の正恩氏のほか、次男の正哲(ジョンチョル)氏をもうけ、2004年に死去。北朝鮮国内では
一時神格化する動きもあったが、出自については触れられてこなかった。
ただ、北朝鮮国内の在日出身者の間では公然の秘密で、口外した在日出身者が厳罰の対象となる
可能性が高い。処罰内容は示されていないが、政治犯収容所送りになるとみられる。
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