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∞ウォン相場落ち着き、株価持ち直す 「株買うチャンス」とする向きも
「今こそ、低価格での買いチャンス。1000万ウォンを投資してください」
会社員のソン某(29)氏は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死亡ニュース後、19日と20日の
2日間、キャピタル会社から送られてきた携帯メールを3件も受信した。全てが、「金正日死亡ニュ
ースを受け、株価が下がっており、早めに投資すべきだ」と勧める内容だった。
金総書記死亡ニュースから2日後の20日、韓国経済は安定を取り戻している。小幅ではあるが、株
価も上昇し、ウォン相場も落ち着きを見せている。金正日死亡を新たなチャンスとして捉える投資家
らも少なくなかった。
●危機ではなくチャンス
同日午後12時半、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)大信(テシン)証券の汝矣島(ヨイド)支店。昼食
を終えた個人投資家らが詰め掛け始める時間だ。株を買いに店頭に訪れた個人投資家の李某(60)
氏は、「米国や欧州財政危機など、株式市場が驚くべき出来事が何度もあり、金正日死亡ニュース
は実は、大きな出来事ではない」とし、「昨日も実は、株を買いたかったが、資金に余裕がなく、買う
ことができなかった」と残念がった。会社員のチェ某(26・女)氏も、「昨日、株を買うべきだったが、
金がなく買えなかった。友達らとも株を買うことばかり話し合った」と話した。
韓国投資証券・江南センターのシン・ドンイク・チーム長は、「資金に余裕があるVIPのお客らからは、
『下げ幅が大きくなれば優良株を買うのはどうか』という問い合わせが寄せられた」とし、「欧州財政
危機が消えておらず、分割買いを勧めた」と話した。ソウル鍾路区(チョンノグ)のウリ銀行・鍾路区
役所支店の李ジホ代理は、「小規模店舗であり、普段は新規口座開設や追加入金は1日に1、2件
ぐらいだったが、金正日死亡ニュースが出た昨日は、新規加入が2件、追加入金が3件ほどあった」
とし、「投資家らが低価格で買うチャンスを狙っているような気がする」と伝えた。
●金融と産業に落ち着き
前日、金正日死亡ニュースで揺らいだ国内金融市場は、1日後に落ち着きを取り戻している。20日、
総合株価指数(コスピ)は前日より16.13ポイント(0.91%)高の1793.06、店頭市場(コスダック)
指数も12ポイント(2.51%)高の489.61でそれぞれ取引を終えた。対ドルウォン相場も、前日より
1ドル=12.60ウォンウォン高ドル安の1ドル=1162.20ウォンで取引を終えた。国庫債3年物の
金利は、前日より0.04%下落した。韓国の信用不渡りリスクを反映する韓国物信用不渡りスワップ
(CDS)プレミアムも、前日夜、米ニューヨーク店頭市場での取引で、19日のピーク比0.04%ポイン
ト下がった。
金総書記の死亡ニュースが伝わった直後、非常経営構想に苦心した企業各社も、金融指標が安定を
取り戻すと、大きく安堵する雰囲気だ。製油業界の関係者は、「我々は原油を100%輸入しており、
徹夜で国際金融市場や原油価格の動きをチェックした」とし、「グローバル金融市場も大きく動揺せ
ず、国内金融指標も危機とは程遠いような気がする」と評した。企業各社は、「外部のリスクに対す
る韓国経済の力が相当強くなった」と評した。
●過去の学習効果
このような空気は1994年、金日成(キム・イルソン)死亡当時とは、大変異なっている。当時は生活
必需品の買い溜めが登場し、金融市場ももっと大きく揺らいだ。関連ニュースを耳にし、安否を問う
国際電話が殺到したこともある。
>>2以降に続く
ソース:東亜日報 DECEMBER 21, 2011 08:57
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