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K-POPの勢いが止まらない。来週付のオリコン週間アルバムランキングでは、5人組
女性グループ・KARAの2ndアルバム『スーパーガール』がトップ、2位に5人組男性
グループ・BIGBANGのベストアルバムがランクインし、韓国勢の1・2フィニッシュと
なることが明らかになった。
2011年のCD・DVD売上総合ランキングでも、KARAは49億2,600万円で4位、少女時代は
40億4,900万円で5位。4位の安室奈美恵、5位のaikoを抑え、3位のEXILEの56億円に
迫る勢いだ。韓国芸能界にとっては「韓流ブームの日本に行けば誰でも売れる」
といった状況であり、次から次へと韓流アーティストが日本に上陸し、売り出しに
躍起になっている。
その背景には、日韓の市場規模の違いがある。
音楽市場が冷え込んでいるといわれる日本だが、約3,400億円の市場規模は世界
トップクラス。だが、韓国はコピー商品や違法ダウンロードが横行している影響
もあり、日本の30分の1程度しかない約120億円。市場が頭打ちだったところに、
日本の韓流ブームが降って湧いたのだから、韓国の芸能事務所が一発当てようと
歌手を送り込んでくるのは当然だ。
韓国芸能界にとっては"ゴールドラッシュ"といえる状況であり、なりふり構って
いられないというヤカラも出現している。今月12日には、韓国の5人組グループ
「GREAT」が、短期滞在ビザで入国しながら東京・新大久保でライブをするなどした
ために摘発された。彼らは韓国では「G.IAM」という名前で活動していたが、韓国紙
では「無名アイドルグループが日本で摘発」と書かれており、韓国で売れる前に
日本に来たようだ。
ここまでして日本に来たいというのだから、日本での活動は相当においしいのかと
いうと、金銭的にはそうでもないようだ。
「メンバーと事務所の間で金銭トラブルがあったKARAの裁判で明らかになった分配率に
よると、日本での活動収益は日本のマネジメント会社が85%、残りの 15%のうち7割が
所属事務所、3割がアーティストの取り分になります。日本に来たからといって、荒稼ぎ
できるわけではありません。しかし、天井が見えてしまっている韓国だけで活動する
よりは、はるかにマシでしょう。それに、日本での人気を確立してしまえば、条件の
交渉やマネジメント会社の移籍などが可能です。日本での人気を足がかりに、国家を
挙げて韓流ブームの世界拡大も狙っていますし、今は下地をつくっている段階でしょうね」(芸能関係者)
韓国側にいいように利用されているかに思えた日本のレコード会社だが、サイフは
しっかりと握っているということか。(文=佐藤勇馬)
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(※イメージ画像:左『K-POP Girls vol.2』、右、少女時代1stオフィシャルフォトブック『Holiday』)
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