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明日、日本で開かれる李明博大統領と野田佳彦日本首相の首脳会談を控え、日本軍慰安婦問題が再度
懸案問題として浮上した。第2次世界大戦の際、韓国を始めとする占領国の少女たちを戦場に連れて行き
性奴隷として蹂躙した日本の悪行の報いである。
韓国では政府による慰安婦問題解決の努力を促した憲法裁判所の決定と、慰安婦被害者たちの1000回
にも及んだ水曜集会を契機として日本の謝罪と補償を求める声が強い。
しかし日本は反省どころか、在韓日本大使館の前に建てられた「慰安婦平和像」への撤去要求で対抗した。
このような対応は慰安婦のハルモニたちが負った深い傷を拗らせている。
両国首脳が紛争解決の鍵を探せないのならば、首脳会談はしない方がましな結果となるだろう。
日本に慰安婦問題の解決を求める理由は、日本軍が到底容認することの出来ない倫理に反する蛮行を
犯したためだ。
日本の民主党政権は最近になって、第2次大戦当時の連合軍捕虜への虐待を認めて謝罪（※1）した。
駐米日本大使が昨年には元米兵捕虜を訪問して過ちを認めた（※2）後、今年10月と11月には玄葉光一郎
外相が米国と豪州の捕虜に会い謝罪（※3）した。
日本軍は連合国の捕虜とは比較にならないほど、韓国の慰安婦の女性たちを蹂躙した。西欧の戦争捕虜には
頭を下げながら、韓国慰安婦の要求は無視する日本政府の態度は許すことが出来ない。日本政府の責任回避は
日本国民の良心にも反する。14日、日本人約1300人も東京の外務省を取り囲み慰安婦問題の解決を要求した。
李大統領は今年10月に野田首相に会い、「過去に由来する問題解決のため、日本の積極的努力が必要だ」と
強調していた。慰安婦問題こそ、日本が責任を負うべき過去問題だ。
李大統領は野田首相に、慰安婦被害者たちが日本大使館の前に平和像を建立した根本的な理由を無視しつつ
平和像撤去を要求する日本の低劣な対応を指摘して、文明国らしい身の振り方を促さなければならない。
中国も、韓日首脳会談を注視している。
李大統領が慰安婦問題を曖昧にしてしまえば、来年1月に開かれる韓中首脳会談で中国人たちが起こす、
「西海（ソヘ ※4）での不法殺人漁業行為」への根絶要求も厳しくなる。
東亜日報／韓国語（2011/12/17 03：00：00）
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※1 第2次大戦当時の連合軍捕虜への虐待を認めて謝罪
誇張。
豪州兵の元戦争捕虜に対し、2011年3月3日に民主党の前原誠司外相が公式謝罪。
ただし、内容としては「俘虜への謝罪」であり、「虐待行為への謝罪」ではない。
※2 駐米日本大使が昨年には元米兵捕虜を訪問して過ちを認めた
2009年5月30日、米国テキサス州で藤崎一郎駐米大使が元米兵捕虜へ公式謝罪。
「村山談話の範囲内で謝罪した」と言うが、村山談話はアジアへの謝罪根拠ではあるが、米国への謝
罪根拠にはならない。
※3 玄葉光一郎外相が米国と豪州の捕虜に会い謝罪
2011年10月17日、招聘し外務省を訪れた元米国兵捕虜に謝罪。
2011年11月29日、招聘し外務省を訪れた元豪州兵捕虜に謝罪。
※4 西海（ソヘ）
朝鮮半島の西にある、中国大陸に挟まれた海。
「黄海」のこと。